文章を作ることが多い仕事だったので、日本語入力システムの使い勝手は極めて重要で、当時は自分の辞書を鍛えに鍛えていました。
自分の指は完全に、ATOK流の操作に染まっていました。
その後おそらく、DOSからWindowsに移行したころから、ATOKを使うのをあきらめて、MS-IMEへと乗り換えたのだと記憶しています。
自分はWindows3.0の時代(Windows95の前の前のバージョン)からWindowsへと移行しましたが、当時はまだWindows版の一太郎もなく、もちろんATOKもなかったのでした。
しかし最初のうちは、いくらMS-IMEを使っていても、キー操作をATOKコンパチに変更して使っていたものでした。
しかしそれから数年が過ぎ、PCユーザーの大多数の人がMS-IMEを使うようになり、もはやATOKにこだわり続けることに意味がなくなってきました。
最も大きな転機になったのは、社会人対象パソコンスクールのインストラクターをやったときでした。
スクールで使用するPCは当然標準的な設定になっており、まさかインストラクターが生徒さんと違う設定にして説明するわけにもいかないので、標準設定を覚えざるを得なかったのですが、いずれにしてもそれ以降、他人のPCを修復したり手助けしたりする際にも、標準キー配列で対応する必要があったため、自分もできるだけ標準に従うようになったのでした。
それからさらに10年以上の年月が流れて、今、興味の焦点は、Windowsに最初からついているIMEを使用するべきか、それとも Office についている IMEを使用するべきか、というところです。
もちろん、OfficeについているIMEの方がより良いであろうことは想像ができます。
Office(Word含む)は良い文章を作成することを助けるツールが主軸になっているわけですから、それに付属する日本語入力システムが良くないものであるとは考えにくいからです。
ただ、その一方で思っていたのは「Windows7についているIMEはきっとおまけのようないい加減なものではなく、もはやOfficeのIMEと同等のものが入っているのではないか?」ということでした。
そこで、Office2010をインストールする前に、数日間だけ Windows7に標準でついているIMEを使うことにして、OfficeのIMEから離れることにしました。
その感想は・・・まるで拷問を受けているかと思うような苦痛を伴う数日間になってしまいました。
とにかく全然違うのです。
例えば、予測入力機能。
この記事を書いている間に、何度か「OfficeのIME」という語句を使用しているわけですが、そのことをIMEが一時的に学習して、「Of」まで入力したところで以下のように予測候補を出してきてくれます。

また、そもそも、用意されている機能が違うことは、設定可能な項目を比較しても明らかです。

また、Office 2010 の IMEでは、確定前の文字列をネット上で自動検索する機能なども追加されて、さらに強力になっています。

いずれにしても、もう Windows標準のIMEには戻りたくありません(笑)