昨日は上海から来た(と言ってもカナダで育ち、今はまだ台湾に住んでいる)、姉妹チームのメンバーに会いました。
ランチにはじまって、3回のミーティング、雑談、そして夜の飲み会とずいぶん長い時間話をしました。
彼はうちの会社に入ってまだ間もなく、しかも入社するや否や世界中を出張させられる羽目になり、さらに彼の仕事自体、信じられないほど複雑で一筋縄に行かない内容なので、彼に会う前は「本当に大丈夫なのだろうか?」などといらぬ心配をしてしまったのでした。
本当に複雑な状況なので、正直なところ、この仕事を本当に回してやっていける人というのはほぼ存在しえないのではないかとさえ思っていました。
ところが、彼と話をして、「彼ならできるに違いない!」という気持ちになりました。
彼は、おおよそ我々が考え得る限りこれ以上ないほどその仕事に向いている、まさに適役だと感じたのでした。
何がいいかと言えば、空回りではないやる気に満ち溢れていて、人物的にものすごく正直で物事を誤魔化したりしないタイプで、理解力が高くて記憶力がよくて、交渉力に長けていて、ポイントをつかむのが上手くて、技術力があって、語学力が高くて、さらに歳も比較的若くてまだ結婚していないということなのでリロケーションの自由度も高く、そして人当たりがよくて親切という、今のところ非の打ちどころがない素晴らしさなのです。
どのようにしたら彼のように素晴らしい対応ができるのか、考えてみたくなりました。
おそらく一つには、どんなに複雑極まりない、出口の全く見えない、迷宮のような状況になったとしても決して誤魔化そうとしたり、逃げようとしたり、目先の快楽に逃げようとしたりしないで、どこまでもきっちり向き合おうとする姿勢を崩さないことだと思います。
こういうことは口で言うのは簡単ですが、実際にどうしようもなくで苦しい状況に追い込まれると、人間の小脳は本能的にそこから早く脱出することを第一に考えてしまうものなので、実際に逃げずに落ち着いてどこまでも対応するのは難しいものだと思います。
ここでもやはり重要なのは、長期的に物事を考えること、目先の小さな利益に飛びつかずに、遠くにある大きなゴールを常に見据えて、その複雑な状況にきっちり対応していくことが結局一番の近道であることを意識して、ひとつひとつこなしていくことなのだろうと思います。
同じ東アジアに住んで働く身近なところで、また一人素晴らしいお手本となってくれる人に出会えたことに感謝します。