先日、楽天Open2009 (テニス)の公開練習を見るために、有明コロシアムへ行ってきました。
世界のトッププレイヤーのプレーする姿を生で見たのはもちろんこれが初めてでした。
今回思ったことは、以前から話には聞いていたのですが、トッププロのプレーというのは無駄な力が全く入っていないということです。
トッププロの打つサーブは、時速200キロを越えるという話ですから、当然物凄い力を込めて、力でねじ伏せるようなインパクトをボールに与えて打っているのだと思っていました。
しかし、実際には実に軽やかに、しなやかに、力を入れずに、ただし体中のバネが効いている感じで打っていました。
そういえば以前、プロボクサーの話で、ボクシングのブローを繰り出す際にはまず力を抜くのがコツなのだと言っていたのを思い出しました。
それこそボクシングと言うと、我々素人の感覚では腕力がものをいう世界のように思ってしまいますが、力を込めてスイングをするとスピードが乗らないのだそうです。相手にヒットする瞬間に力を入れるそうです。
考えてみれば、あらゆるスポーツにおいて思いっきり力を込めて(悪く言えば力んで)プレーをすることで上手くいくという例は、皆無なように思います。
野球などもそうですよね。
さらに言えば、それは人生のあらゆることに通じることなのかも知れません。
強引に、ねじ伏せるように事を進めても、大抵上手くいかないものではないかと思います。
例えば、嫌がっている人を無理矢理説得して、半信半疑のまま応じさせたとしても、その場はまあ上手くいったように(自分の思った通りに行ったように)思えるかもしれませんが、必ず後で問題が生じたり、結果的に上手くいかなかったりする例は、少なくないように思います。
やっぱりねじ伏せてもダメで、流れに逆らわずに、しなやかに、丁寧に、自分の持てる力を効果的に使って、全体として最もいい形で事を進めることが、大切なのではないかということを、トッププロのプレーを見ることで再認識しました。