先日、5度目のテニスの練習に参加しました。
実は今回は、自分のイメージしたような打ち方が全くできませんでした。
原因は、自分の中にありました。
ボールをコントロールすることだけに意識が入ってしまうと、「自己流の悪い打ち方」が出てしまうのです。
せっかくこれまでの練習で、インストラクターの友人から教わった「正しい打ち方」がわかってきたところだったのですが、まったく再現できませんでした。
自分の打ったボールが、どこに飛んで行ってしまってもいい、ラリーを続けようなどという意思は全くない、ただ自分のプレーを理想に近づけたい、というような意識下では、とにかく「正しい打ち方」を体現することだけに意識を集中するので、それを繰り返しているうちにその正しい打ち方のままボールコントロールができるまでに上達するのだと思います。
ところが、「自分がミスしてラリーを止めてしまったら周囲に迷惑がかかるから、フォームなんか二の次でとにかく返そう」などと思ってしまったり、自分のようにさらに邪心がある人間の場合には「ボールをとにかく返さないと、体裁が悪い」などと思ってしまったりすると、もう駄目です。
全身を使うことを忘れ、重心移動など考えている余裕もなく、手先だけでなんとかねじ込もうとしてしまうのです。
こういうことを続けていても、当然ですが全く上達は望めません。
これは、人生についても言えることではないかと思います。
とにかく目先の問題を、何でもいいから片づけてしまおう、この際「正しいプロセス」なんか意識している余裕はない、という考え方で物事を進めた場合、上記のテニスでいうところの「自己流の打ち方」をしている状態と同様なのだと思います。
当然、長期的に見れば上手くいきませんし、自分自身の成長にも全くつながりません。
また、テニスの場合、正しい打ち方で打ち続ける練習を、何千回何万回と繰り返すことで、その正しいフォームが体の芯に染みつき、意識しなくてもそのフォームで打てるようになると思います。
これも人生や仕事などにおいても同じことが言えると思います。
常に正しいプロセスにのっとって仕事をすることを徹底し、経験を積んでいくと、その人はどんな危機的な状況であっても、その正しいプロセスにのせることを忘れないでしょう。
だから、仕事でもテニスでもどんなことでも、まずは基礎を徹底的に自分の中にたたきこむこと。
仕事ならば経験を積み、テニスならば基礎練習を積み重ねること。
そうやって積み上げた「基礎力」が、いつしか万能の応用力を持った大きな力へと進化し、あらゆることに通用するようになっていくのだと思います。