この本も、一年くらい前にワラにもすがる思いで手にした本なのですが、この中にとても心に残る一節がありました。それは
君たちが失敗したって構わない。しかし次の言葉だけは忘れないでほしい。
「始めることは、半分終えたことである。」
この一言は、自分にとってとても説得力のある言葉でした。
やらなきゃ、やらなきゃ、と思っている時間の方が長くて、実際に重い腰を上げてやってみたら意外とすんなり終わってしまった、という経験をされた方は少なくないと思います。
やる前はとてつもなく難しいことだと思っていたけれど、やってみたらどうにかなってしまった、という経験をされた方も少なくないと思います。
もちろん自分もそういう経験をたくさんしてきました。
全く理解できない、自分の手に負えないような複雑なプロセスを担当しなくてはならない、しかもそれを大幅に変更しなくてはならない、という状況になったときは、その仕事は10年かかっても自分にはできないと思い、尻込みしていました。
しかし思い切って手をつけてみたら、思った以上に早く形にすることができた、ということもありました。
「始める」ということは、0から1へと変化したことと同じだと思います。
よく言われるように、0と1の違いというのは極めて大きいものです。0と1の違いは、1と1万の違いよりも、見方によっては大きいものだと言われます。
0は「無」であり、1以上は1万も1億も「有」ですから、全く別の世界であるという見方もあります。
「始める」ことで、リアルがそこに生まれます。
始めないで頭の中でくよくよと考えていても、すべては空想の世界のことですから、何も変わりませんし本当に想像と同じかどうかはわかりません。
しかし始めれば、現実に物事が動きだし、変化が生じます。
後はもう、起こった変化をコントロールしながら進むだけです。
もちろん、「始めてみたら、想像していたよりももっと大変だった。苦労した。」ということもあると思います。
いや、そういうことは少なくないと思います。
しかし、やっぱり始めなければ変わりませんし、自分自身の成長にはつながっていかないと思います。
だから、まずはやってみること。
尻込みしないで、第一歩を踏み出してみること。
それが結局、長い目で見て考えれば、あらゆることをもっともいい方向に進めることのできる方法なのだと思います。