他のOSをインストールした上でなければインストールできないとか、3か月以上以上使っていると課金されるとか、そういうことは一切ないみたいです。
その名も「Hyper-V Server 2008」。(すみません、対応する日本語Web pageを見つけられませんでした。OS自身は日本語パックもあるのに。。)
何をするサーバーかといえば、仮想マシンを駆動するためのサーバーです。
一台のサーバーマシン上で、複数台の仮想PCを駆動して、まるで複数のPCを所有しているかのような気分に浸れる。。いや、浸れるだけではもちろんなくて、本当に複数の仮想マシンを現実的に運用するための基盤になるOSです。
以下の画面は、Hyper-Vサーバー上で2台の仮想マシンを動かして、それぞれWindowsXPとWindowsVistaを起動して、クライアントPCから接続してみたところです。
Hyper-Vサーバーをインストールするだけで、そのマシンは単体で動作して、仮想マシンを複数台駆動することができるようになりますが、その仮想マシンのデスクトップ画面を見るには、他のクライアントPCが必要になります。
クライアントPCには、これも無料の「リモートサーバー管理ツール」をインストールして、その中のHyper-V マネージャーを有効にしておく必要があります。
(有効にするには、インストール後、コントロールパネルの「プログラムと機能」から「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択し、リモートサーバー管理ツールの中の「役割管理ツール」の中の「Hyper-Vツール」をチェックオンにする必要があります。)
なお、サーバー側の画面は以下のような感じになっています。Windowsではないので、メニューやコマンドでオペレーションする形態になります。(Windowsではないといっても、カーネルはWindowsのようです)
もっとも、サーバーマシン側の画面で何かをすることは、初期設定以外はほとんどありません。

最近、この仮想PCを使った運用形態が脚光を浴びています。
理由は多数あるのですが、もっとも大きなメリットは、ハードウェアの変更に強いということだと思います。
通常、PCを買い替えると、その移行作業が非常にめんどうくさいものです。
しかし、マシンそのものを仮想化しておけば、物理的なマシンが変更になっても、その新しい物理マシンに再びHyper-Vサーバーをインストールして、今まで使っていた仮想マシンのイメージをその新しいマシンの上で復元すれば、何事もなかったかのように同じ動作をするので、運用が非常に楽になります。
また、エコの観点からも注目されています。
物理的にPCを3台も4台も動作させていると、大変電力を消費しますし、発熱も半端ではありません。(以前、自分は6台ものPCを足元に置いて仕事をしていましたが、その時は冬でも常に足が暖かかったものです。)
ところがこれらを一台のHyper-Vサーバーマシン上で仮想PCとして動作させれば、消費電力は一台分で済みますし、もちろん発熱量も抑えられます。
そういうわけで、特にPCを大量に使用する環境では、今後はこのHyper-Vなどを使った仮想化技術が不可欠になっていくものと思われます。
さて、そんなHyper-V 2008サーバーですが、つい最近バージョンアップしたようです。
その名も「Hyper-V 2008 サーバー R2」。
なんだ、Hyper-V 2009 じゃあないのか・・とちょっと思いますが、どうやらこのR2というのはメジャーアップデートらしいです。
仮想マシンのパフォーマンスも大幅に向上し、使えるコアの数やメモリ量なども増えて、さらに仮想ハードディスクがずいぶん良くなったという噂です。
そこで、これまで従来のHyper-V 2008を使っていた自分は、喜び勇んでアップブレードしようと思ったのですが、FAQによると、直接アップグレードできないという話ではありませんか。。Orz
仕方ないので、仮想環境を一度バックアップして、OSを入れ替えて、それからリストアするしかないみたいですね。。