正直なところ、なぜSONYさんが今になってこういうネットブックを発表したのか、その意図が見えません。
ご存じのように、ネットブックのシェアは伸び続けており、ノートパソコンの売り上げ全体におけるネットブックの比率は2009年5月には33.8%というデータもあります。
以前はネットブックはASUSやAcerといったマザーボードメーカーだけの小さなマーケットでしたが、今では国内の主要PCメーカーのほぼすべてが参入しており、量販店のPC売り場を見ても、やっぱり一番元気があるのはネットブックだと思います。
当然、SONYのここ数年のノートPC戦略から考えれば、ネットブックシェアNo.1を狙って参入してくるのはうなずけます。
しかし、SONYはすでに、VAIO Type Pという軽量マシンでこの市場に参入しているはずでは?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、Type Pは厳密に言うとネットブックではありません。
米市場調査会社のIDCが定めたネットブックの定義によれば、第一に価格が約500ドル未満(約5万円未満)という条件がありますから、その時点でType Pは外れます。
また、大きさが他のネットブックと比較してずば抜けて小さい、という所も大きな違いです。
それでもType PはSONYらしさや、本物のモバイルマシンとしての作りこみ、そして究極のセカンドマシンを目指したこだわりが随所に見られたので、価格が少々高めでもネットブック市場の中で勝負できていたはずだと思います。
そのような中、つい最近発表された Type W は、典型的なネットブックです。
大きさ・重さ、基本性能、OS など、ほとんど目立った特徴のない(飛びぬけて良いわけでもないけれど、欠点があるわけでもない)ネットブックに仕上がっています。
しいて言うなら、さすがにVAIOだけあってデザインにはこだわっていること、それからアイソレーションキーボード(キーの1個1個が独立している)を採用しているので剛性が高く、タイプしやすくてかつゴミなどの侵入を防ぎやすい、というところはさすがです。
また、ALTキーとCTRLキーが左右両方にあるネットブックも、このマシン以外ほとんどないと思います。
しかし。。。
こういうマシンを出すのなら、もう半年は早くするべきだったのでは。。。と、素人的には思ってしまうのですが。。