なんでも期間限定で、Home Premium版の先行予約(注:先行予約はすでに締め切られているようです)のアップグレード版の価格が 7,777円だったりと、どこまでも7づくしの Windows7ですが、個人的には「これって、看板に偽りありでは?」と思っていました。
なぜなら、Windows7の正式なバージョン番号は6.1だと書かれているからです。

ちなみにWindowsVistaが6.0、その前のWindowsXPが5.1、さらにその前のWindows2000が5.0、そしてWindowsNT4.0がそのまま4.0でした。つまりこの10年余りのWindowsは、基本的にどれもWindowsNTの系列ということになります。
このバージョン番号を見る限りでは、Windows7(ver6.1)は単なるWindowsVista(Ver6.0)のマイナーチェンジ版というように見えてしまいます。
しかし、よくよくこれまでのマイクロソフトさんの製品を振り返ってみると、実はマイナーチェンジ版の方が圧倒的に完成度が高く、さらに「バージョン X.1」と付く製品は良く普及したものが多かったように思います。
一番記憶に新しいのは、やはりWindowsXPです。XPのバージョン番号は上記のとおりWindowsNT ver5.1 ということで、Windows2000のマイナーチェンジ版だったわけですが、実際にはWindowsファミリーの中では最も息の長い製品となり、出荷本数ではあの社会現象まで巻き起こしたWindows95 より上らしいです。(Wikipediaにて調べました)
また、非常に古い話ではありますが、MS-DOS3.1というOSも、一世を風靡したOSでした。ちょうど、一太郎やLotus1-2-3が一番勢いのあった時代のベースOSだったのが、3.1でした。
軽く20年以上前の話ですが・・・
それから、Windowsが実用的になり、ビジネスで使われるようになり始めたのはWindows3.1からだったと思います。
その前のWindows3.0も、前のバージョンから比較すると革命的に進化した、物凄いOSでしたが、本当に売れるようになったのは3.1からだったと思います。
最後にもう一つ、これは開発の仕事をされている方でしかもVisual Studioをご存じの方しか通じない話かも知れませんが、Visual Studio 7.1 はそれまでの7.0に比べて安定していて、結構息の長い製品だったと思います。
確か2002年くらいに、Visual Studio .NET という革命的なVisual Studioが登場しました。これがVer 7.0だったわけですが、あまりにも革命的すぎたせいか浸透度はイマイチだったようで、周囲でもあまり使っている人を見かけませんでした。(自分くらいしか)
しかし、そのver 7.0 をブラッシュアップして翌年登場した Visual Studio .NET 2003 (Ver7.1)は、個人的には「これは単純に7.0のマイナーアップデートだから、あまり普及しないだろうな」と思っていたのですが、実際にはこちらの方が普及したようで、今でも使っている人を見かけます。
もうひとつ、Windows7に期待のかかるところは64ビット版の普及です。
かつて、WindowsXPをきっかけに、32ビットOSが普及しました。(注:Windows9Xは完全な32ビットOSではありませんでした)
今度はWindows7をきっかけに、64ビットOSが普及してほしいものです。
なにしろ、今普通に発売されているPC(Atom搭載のネットブックなどを除く)のほとんどは、64ビットCPUを搭載しています。インテルのCore2シリーズ、Core i7シリーズはもちろん、AMDはかなり昔からほとんど全て64ビットに対応していました。(これらのCPU上で32ビット版のOSを走らせると、32ビットCPUをエミュレートします)
これらをネイティブで使っていないのは実にもったいないことですし、また、32ビットOSではメモリを最大3.5GB程度までしか使えず、いくらそれ以上メモリを増設しても認識されませんが、64ビットOSを走らせていれば8GBでも16GBでも認識します。
ちなみにMac OSやLinuxは、すでに64ビットOSが標準となっています。
ということで、バージョン X.1 の良いジンクスを引き継いだ Windows7の運命やいかに・・・