ping pongの白昼夢

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4月29日。


家を朝6時に起き、始発のバスが始まっていないため

自転車をコキコキ浜松駅へ

浜松から豊橋乗り換えで名古屋までJR。

名古屋から三重の山々を突っ切る、近鉄線で奈良へ。


初めて近鉄を乗った。

大和八木まで一直線のやつに計算していったが、

乗り心地はよかった。

JRの向かい合わせみたいなやつよりは全然いい。

これで新幹線より安く行けるなんて快適だ。


西ノ京で降り、薬師寺へ。

お目当ては

平山郁夫氏の【大唐西域壁画】。


言葉にできない


って言い回し、西洋人が大げさによくほめ言葉で使うけど

これはホントに鳥肌もの。


ラピスラズリの青がふんだんに使われた、青、蒼、藍。

美しい。


それに対比する砂漠の世界が厳しさと遥か彼方の西方だなと

ロマンを感じた。


薬師さまもすごかったけど、

平山郁夫氏、オススメです。


その後、唐招提寺へ。

途中のそば屋でなぜかカレーうどんを食べるわたし。

奈良まで来てカレーうどん・・・

でも旨かった。

わらび餅食べたかったけど、

入らなかった。


花よりダンゴ兄弟。


唐招提寺は鑑真和尚の命日に行かなければ

あの教科書の木造には会えないらしい。

要チェックやで。

でも、天平の甍はロックだと思う。


奈良の街なかに着き、デートスポットを冷やかしながら

ベトナム料理をしこたま食べた。

エビ味噌とパクチー、合いまくりで

ビールが進む進む。


楽しく遊んで食べることが何よりの薬ってことかな。

薬師さまに感謝。

明日。

行こうかな。


東京国立博物館で展示されている

「仏教伝来・平山郁夫展」


私財をなげうってシルクロードの埋もれた美術工芸を守るため

日本へ「難民」として

受け入れた平山氏。


彼がもういいおじいちゃんでジープでシルクロードを旅した画家、

っていう名前だけ深夜特急だか何かの本で知ってて、あと

画は地元の秋野不矩美術館で見たことはある。

そのときは、すげーじいちゃんがいるもんだな、という程度だ。


仏像だったり仏教美術に興味を持ち出すと

やっぱりこの方は外せなくなってくる。


ちょっと仕事が決算で忙しくて

張りつめてる平日でヘトヘトしていたから

だらだらした3連休を過ごそうと思っていたけど、

やっぱりだめだな。

何か思い立ったらいかなければ。


若いころは(20代前半)、

疲れてればただひたすら寝ていれば

ある程度解消していたけれど。

最近は、寝て起きて空っぽになったカラダとココロに

何か取り入れないと活力が出ない。




たぶん、仏教ではこれを

「煩悩」

というのだろう。


母はこんな私の性格を

「考えすぎだ」

という。

彼女は考えなさすぎだけど。

(そこが羨ましい)


でも、私はどちらかというと

直観型だ。


思うと口にせずにはいられなくなる。

行動せずにはいられなくなる。

でも、周りはそういう行動はしない人物だと

勝手に抱かれて、やっちまうと

驚かれ、嫌悪されてしまうこともある。


思うに、

慎ましい文化圏に生まれ育ち

大っぴらな性格が(言い換えるとワガママ気まま)

抑制されて婉曲表現しかできない

めんどくさい人格形成になったんだと。


まぁ、仕方がないさ。

いろいろと感じて、見えてしまう性格なのだから。


そんな人はゴマンといるだろうし。


そんな私も私だよ。


元職場同期の結婚式の招待状を

いただいて、

あの憎き上席を久しぶりに思い出して

思ったのさ。


あいつも来るのかなー

お目出度い席でケンカしたらどうしよう。

それならそれで負けないけど。