井上靖 著。
16歳の夏休みに読んだ。
あの時は、高校受験に失敗して
母親からの冷たい視線と言動に霹靂していた。
逃げるようにして
読書にふけっていたあの時。
たぶん、
模試か何かで出題されて内容が気になって
学校の図書室で借りたのがきっかけだったと思う。
そして【宗教】というものに
興味を初めてもったのもその時期だったな。
科挙に落ちた主人公と自分がリンクして、
悲しくてなかなか次のページに進み辛かった記憶しかない。
記憶とはあいまいだ。
今、また読み直そうと思っている。
なんとなく、今年は敦煌に行ってみたいのだ。
バックパック背負って、余分なものは持たない旅。
ビビっと何かきた、中国敦煌。
莫高窟。
先日行った比叡山延暦寺の密教パワーにやられたか・・・
おそるべし、最澄どの。
あと薬師如来さま。