最後の手続き。
各製造部門で集計された製造間接費を
各製造指図書へ配賦する。
各製造指図書への配賦額は以前に見た
製造間接費の配賦と同様、各製造部門の配賦率を
求め、それに配賦基準をかけて計算する。

上のケースでは直接作業時間に基づく。
第1製造部門の配賦率
1200/30時間=40
第2製造部門の配賦率
800/10時間=80
各製造指図書への配賦額は以下の通り。

勘定の流れは以下のようになる。
実際発生額が仕掛品勘定へ行く。


製造間接費を予定配賦したのと同じく、
製造部門費も予定配賦率を使って予定配賦する
方法がある。
まず、期首に製造部門ごとの1年間の
製造部門費予算額を見積り、これを基準操業度で
割って部門別予定配賦率を求める。


第1製造部門の予定配賦率
14400/360時間=40
第2製造部門の予定配賦率
9000/120時間=75

部門別予定配賦額は以下のようになる。
勘定の流れは以下の通り。
仕掛品勘定へは予定配賦額が行く。

月末の処理
製造部門費を予定配賦している場合でも
月末には実際発生額を集計する。
実際発生額は各製造部門費勘定の借方に
記入される。
予定配賦しているなら予定と実際に
差額が生じる。
この差額は製造部門費配賦差異として処理、
各製造部門費勘定から
製造部門費配賦差異勘定へ振り替える。


第1製造部門費の差異は
借方に記入されるので
借方差異(不利差異)
第2製造部門費の差異は
貸方に記入されるので
貸方差異(有利差異)


仕訳を切ると以下の通り。
製造部門費配賦差異  20  第1製造部門費  20
第2製造部門費   5   製造部門費配賦差異  5