会計年度末には損益計算書と貸借対照表を
作成するが、製造業を営む会社では
この他に製造原価報告書も作成する。
製造原価報告書とは、会社の製造活動を
表す為の物で、仕掛品勘定の内容が記載される。



製造原価報告書の形式は
①材料費、労務費、経費に分類して記入する形式
②製造直接費と製造間接費に分類して記入する形式
の2つがある。


①の形式
②の形式


損益計算書
基本的には商業簿記と同じ。
期首商品棚卸高→期首製品棚卸高
期末商品棚卸高→期末製品棚卸高
当期商品仕入高→当期製品製造原価
と表示が変わる。


貸借対照表
基本的には商業簿記と同じ。
材料、仕掛品、製品も資産となるので、
期末に残っている材料、仕掛品、製品は
貸借対照表の資産の部に表示する。



原価差異の処理
製造間接費が予定配賦されている場合、
仕掛品勘定には予定配賦額で記入されている。
しかし、製造原価報告書には実際発生額で
記入する為、仕掛品勘定の記入と異なってしまう。
そこで、製造原価報告書には一旦実際発生額で
記入しておき、これに製造間接費配布差異を
加算又は減算して予定配賦額に修正する。

予定配賦額に合わせる!


製造間接費配賦差異などの原価差異は
損益計算書上売上原価に加算(不利差異の場合)
又は減算(有利差異の場合)する。
その結果損益計算書の売上原価は実際額に
修正される。
以下のような損益計算書になる。