14日深夜にバンコクに到着、ホテルにチェックイン後、路上バーでビールを飲み就寝。
グランドミレニアムのベットは本当に包み込まれるようで気持ちがいい。確か、ウェスティンと同じベットを使っているんじゃなかったかな。
その後19日まで会社の人間と行動を共に。
18日だけは少し別行動をしたのだ。僕のカメラを持って彼は、サイアム方面に向かった。そして、1時間半後。僕の携帯が鳴る。
デジカメ、すられたっぽい
(ノ_・。)今回、2人ともマイルを使って航空チケットを取っており、僕はデルタ、彼はANAだったので別便でバンコク入りし、空港での待ち合わせをした。成田までバスを使うというので、クレジットカードの保険を使うためにバスチケットの購入にはクレジットカードを使ってくださいと伝えておいたのだ。まさか、それが役に立つとは。
なくなったデジカメがその辺りに落ちているはずもなく、携行品保険の申請に必要なことを確認するため、カードの裏に書かれた電話番号へ電話。
カード紛失の対応は24時間だが、保険関係は平日の17時までしかやっていないという。現地時間ですでに、17時。つまり日本時間の19時だ。ちなみに、彼のクレジットカードは、ANAのゴールドカードだった。
やはり、カード付帯の保険はくそだ!
翌19日朝の便で彼は日本に戻るので、明日できることはない。今日のうちにできることをやっておかなければならない。ホテルに戻りネットで色々と検索すると、ANAカードの保険マニュアルのようなPDFファイルを発見し、そこに24時間窓口の案内があったので電話をして、色々と確認した。
携行品保険の申請に必要な書類のうちの1つに、盗難を証明する書類があった。公的機関が発行するもの、つまり警察だ。その取得が不可能な場合、第3者による証明で代用できるとのこと、つまり、旅行に同行している僕がサインをするということだ。
まだ夕方、警察にいって書類をつくってもらおうということで、パスポートをもってツーリストポリスへ。前に投稿したように、僕がバンコクのツーリストポリスに行くのはこれが2回目だ。あのいやみったらしい日本語を話すタイ人警察を思い出す。
ホテルでタクシーを呼んでもらい、ツーリストポリスの場所をスタッフに説明してもらう。ひどい渋滞のなか宿泊していたスクンビットSoi29のレガシースイーツから、ペップリーロードのツーリストポリスに向かう。
到着した場所は、確かに前回訪れた建物なのだが、なんだが静まり返っている。タクシーの運転手がセキュリティーと書かれた服を着た人に確認しに行き、もどってきた。
嫌な予感がする。
やはり、ツーリストポリスは移転していたらしい。レガシースイーツのスタッフさん、そのぐらい把握しておいておくれよ!
移転先は、MBKのそばのようだ。タイのタクシードライバーをまったく信用していない僕だが、もう信用してそこまで行ってみるしかない。これまた激渋滞ゾーンを走破する必要がある。
タクシーを止め、ドライバーがその辺の人間に場所を確認して進むを繰り返し、到着したのは、MBKそばの、確かなんとかSportsとか書かれた大きな施設。本当にここなのか?!
中に入って警備員に確認すると左奥へ進めと言われた。まだ信用できないが、そこでタクシーを降りた。軍人さんらしき人に、ツーリストポリスに行きたい旨を伝えると、着いてこいとのこと。その先にあったのはまるで民家。ビルではなく一軒家のような建物だ。
……。!?確かに「Tourist Police」と書かれているじゃないか!まさかここなのか!
中に入ってみると、やはり奴がいた。いやみったらしい日本語を話すタイ人警察官だ。日本語をマスターした人間はやはり多くないのだろう。
そして、例のごとく詳細な事情聴取が開始された。最初、状況を僕が説明したら、「なぜあなたが説明する?なくしたのは誰?どうしてあなたが話す?理由はあるのか?」とまくしたてられた。イラッとしたが、ここはおとなしくしておこう。僕は無口なクールガイに変身した。
そこまで聞く必要はあるのかというとこまで色々きかれ、ようやく書類を作ってもらえた。最後は「ものをなくしたら保険でまた手に入るが、命は1つだけしかない、危険なところへは行かないでください」という言葉と最高の笑顔で我々を見送ってくれた。なんなんだこの人は。。。。
この時、すでに20時過ぎ。MBK(ローカルに人気のデパート)でデジカメを買ってしまおうということになり赴く。適当なカメラに目星をつけ値段を聞いてみると7900バーツだそうだ。近くの店にも同じカメラが置いてあったので価格を聞いてみると、6900バーツだそうだ。う~ん。
21時が閉店のようで、店じまいを始めるところが現れ出した。急がないとならない。適正な価格など分かるはずもなく、今は価格.comで調べることもできない。
とりあえず、 6900バーツの店でそのデジカメに日本語が入っているか確認してみた。見るだけだ、触るなだそうだ。電源すらいれさせてもらえない。
コノやろーwそんな電源が着くかもわからんもの買えるか、馬鹿やろう!そんなやり取りをしているうちに21時を回ってしまった。一度ホテルにもどり、るるぶに載っていたソイ38の屋台街にご飯をために行ってみる事にした。そこらじゅうの屋台から食べたいものを買い集め、ビールも飲んだが、一人1000円程度だっただろう。牡蠣を炒めタマゴで閉じたような料理がおいしかった(150バーツ)。疲れきっていたので、そのままホテルに戻り就寝。
翌朝、7時には起床しホテルで朝食を取り、彼を見送った。
その後、荷造りを済ませ次なる宿泊地Soi 15 Sukhumvitホテルに移動。今回はホテルを泊まり歩いているのだ。チェックインだけすませ、バンコクの電脳ビル、「パンティッププラザ」に向かった。もちろん、デジカメを買うためだ。
4階建て、2階には小さなフードコートも有りかなり広い。パソコン関係の部品だらけだ。中野のブロードウェイをご存知の方は、あれが巨大化した姿を想像してほしい。目的のものを探すのがとにかく大変なのだ。デジカメを売っている店は少なかったのだが、それでも各階に分かれて点在しているので価格を聞いて回るだけでも一苦労。出発前に価格.comで色々調べておいたのだが、調べた製品は見つからず、疲れ果ててしまい、適当に安いカメラを買う事にした。sonyのCyber-Shot DSC-W510 3990バーツ。実にお手頃である。デジカメは日本の方が全然安いことは分かっていたので、今回使うだけのつもりで安いものをチョイス。日本語には対応していないが、デジカメの機能を使うことも、そうはないのでOKとした。。。
行きは渋滞がひどいからスカイトレインで最寄り駅まで行ったほうが良いとフロントのねーちゃんに言われたので、それに従う事に。最寄り駅から徒歩で炎天下の中15分程歩き、「後悔」の二文字が頭に浮かんだので、帰りはタクシーで帰ることにした。涼しいのであれば渋滞大歓迎である。
そうはいっても、すんなり事が運ばないのがバンコクだ。タクシーには最高にむかつく顔で乗車拒否される。微笑みの国はどこへいったのだろう。仕方なくホテル方面へ向かう大通りまでまた歩く。そんな最中、タイをにぎわしている赤いTシャツを着た方々のデモ行進に遭遇した。歩きではなくバイクやトラックに乗って移動しているので、まるで暴走族である。人数はかなりの数で、中にはバスに乗っている赤シャツさん達もいた。通りには、赤シャツを応援するグッズを売る露店まで。こいつら単なる祭り好きなんじゃないだろうか。。。
大通りに出てもまたもやタクシーには乗車拒否される始末。バイクタクシーのおっちゃんが必要に乗れ乗れうるさいので乗車。タイのあの渋滞の中をノーヘルで爆走してホテルにもどる。まだ乾期なので、風があれば気持ちが良い。もちろん、空気は最悪である。
部屋に戻り、カメラの箱は邪魔なので処分する。その時、僕は愕然としたのだ。
箱に入っていた充電器のプラグの形状が日本のものと違うのである。考えてみれば当たり前の話だ。今後、海外で電化製品を買うことがあれば気をつけよう。そして、そういう必要性に生涯遭遇しない事を、今祈っておこう。
ということで、カメラ盗難により、当然中にはいっていたデータも失ってしまった。さよなら、マイ メモリーズ。せっかく海外にいるのに、このブログも文字だらけだ。やはり寂しいので、新しいデジカメ、サイバーショット(3990バーツ、2GB SDカード付き、充電器はCタイププラグ)による最初の作品を公開したいと思います。

部屋にあったオブジェと海外仕様充電器のコラボレーション。これは芸術作品である。
作品No.001『Cタイププラグと美女』
では、また。