気持ちまで秋色になるなあ。
と、そこへ、ちょいといい話を聞き、気分回復。
「おいキタロー!」
の目玉おやじの声を思い出して欲しい。
荒俣宏氏によると、このひっくり返った裏声が妖怪であることを表しているのだそうだ。
(情報の出処は水木しげる先生)
ほ ( ゚ ▽ ゚ ;)!
「おいキタロー」の声で話しかけられたら・・・ぎょっとする。
単に声の出し方の違い。でもそれだけで、強烈な印象を受ける。
裏側の世界にだって意識が飛んでしまうのだ。
なるほど、有名人にも素っ頓狂な裏声で話す人たちが結構いる。
黒柳徹子。猫や動物と会話できるというのは有名な話だ。
美輪明宏。しゃべりの時、ただならぬ存在感で妖気が漂う。
どこがいいのか私にはさっぱりわからない歌手、森山直太朗とその母、森山直子。
(ファンの皆様、ごめんなさい好みの問題ですから^^;)
みな、妙な裏声。
正確に言うと、 黒柳徹子は裏声と地声がちゃんぽん。
ただ早口で鼻に詰まっている声なので、とにかく不思議な感覚。
美輪明宏は、しゃべりの時は明らかに裏声がほとんどになっており、明らかに妖怪らしい。
(ご本人もそのようにおっしゃっているようだ)
だが歌うと、別。
ステージで歌を聞いたことがあるが天地が裂けるかと思った。
生で聴いたことがある人にしかわからない、 私も言語化できない、大変な歌声である。
歌を歌う時の美輪明宏は、きっと神の遣いだ。
裏声は皆妖怪、そして妖怪は皆怖い、というわけでもない。
ひとくちに妖怪といっても、良い妖怪と悪い妖怪がいるはず。
目玉おやじは良い妖怪だ。
私の周辺にも、どうもこいつ妖怪だな、と感じる裏声の人間は結構いる。
その多くが、女だ。それも、女らしさというか弱さというか、
それを誇張したような女が多い。
その人物の名前を耳にしただけでも、ぞわ〜っと鳥肌が立つ。
何らかの事故で物理的にその存在に近づいてしまうようなことがあると
相当に嫌な気持ちになる。
これらは悪い妖怪だろう。
一方、良い妖怪は、私に良い刺激をもたらしてくれる。
すごいなあと尊敬したり、 教えてもらうことが多かったり。
共に過ごす時間が楽しい。
荒俣先生の話で、
そうか、そういうことだったのね・・・腹落ちした。
詳しくはこのラジオ番組でどうぞ・・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=6e7ptU3P3I4