スピーチプレゼンの本番を実施された場合には、どうぞ、どうだったか、お知らせくださいませ!
と、お客様には基本的にお願いをしている。
便りがないのは良い便り、とは行かないので、つねに若干気を揉んで待ちわびるのです。
昨日もそんなメールがひとつ^^講演を終えたお客様からであった。
キタ~~~!ドウダッタノダロウ~~!
・・・拝読。
届いたメールには、聞き手の方からの感想も含まれており、全体から分析すると・・・
かなり成功だったご様子。
ほぼデビュー戦に近い状況であったが、すばらしい。
ヨカタ!
( ̄∇ ̄+)
ほ。
出来る限りの準備をし、意気込んで本番を行った場合には、あるひとつの傾向がある。
「自己採点は厳しいが、聞き手からの評価は高い。」
厳しい自己採点は最もなこと。
出来る限りの準備をし、本番を迎え終わってみると、
ああすればよかった、こうすればよかった、こんどはもっとこうしたい、など
レビュー要素は沢山出て来る。
それはそれでよい。
これと同時に、
かたや肝心の「聞き手」はどう受け取ったのか?どう伝わったのか?
をクールに把握し、分析することが大事だ。
結果には、2つの視点での評価がある。
自分が下す評価と、お客様=聞き手の評価。これら両方を受け止め、分析し、次に活かす。
高評価であったならば、それはそれで素直に受け取る。
自分では色々反省があったとしても、聞き手を動かしたのだったら、
「自分としては反省点はあるが、聞き手には伝わって、よい結果だった」と、
その事実を受け止める。
高い評価を謙遜したりする必要もない。
お客様は喜んでくださったようでよかった。次回はもっとがんばろう。
と、素直に受止めつつ、自らの成長は止めないようにする。
これが、次へとつながることになる。
聞き手からの高い評価を受け止めることに躊躇があり、
厳しい自己評価のみで結果を考えてしまう方は、少なくない。
これは、自分を過小評価することで周囲の目をしのぐ、
謙遜が美徳、と考える国民性ゆえ?なのか。
これが本当の成長につながるとは思えない。
人前に出る立場の人には、ある程度、責任がある。
だからこそ、聞き手から高い評価を受けたならば、それはそれとしてありがたく受け取り、
同時にそれを糧として、ますます自己研鑽してゆく。
こうあるべきではないか。
日本人的な発想からは離れているかもしれないが、
グローバル化時代には、こういった考え方にも変化が求められるだろう。
森 裕喜子