「え、なんて言ったの?」と人から聞き返されることがある、という方。
結構多いですね。
実は私も、ときどき・・・ありますんです。
結構声質ははっきりしているほうなんが。
うっかりすると、だれにでも起こりうること。
さて、その原因と対応策は・・
「えっ、いまなんて言ったの?」
と聞き返される一般的原因として、
発した声の大きさ、距離、方角、が不足していたと考えられます。
声は、
聞き手に投げるキャッチボールの球だと思ってください。
キャッチボールでは、相手に届くように、相手が受け取れるように、
ボールを投げますね。
声も同様で、相手に向けて、投げるのです。
自分と相手の距離感、
そして方向を明確にわかっていないと、
球は相手に届かない。
距離が足らないと、当然届きません。
声を発しても、相手に声が届く前に
声=ボールが、ぽとりと途中で落ちてしまっているのです。
一方、
びゅーんと声が出て、距離はばっちりでも、
聴かせたい人がいる方向ではないところに声が飛んでしまう場合。
これは、声の、方向違い。
混んだお店で
「すみませ~ん!」と呼んでも
なかなか店員さんに振り向いてもらえないことがあります。
ですが、必ず店員さんに振り向いてもらえる声を出す人もいます。
声質や声の大きさも関係しますが
実は「声の距離と方角」が大きく影響しているのです。
混んでいても、きちんと、距離と方角があれば、振り向いてもらえる可能性は上がります!
声を届けたい相手を見て、
そこへ声をぽーんと投げるイメージ。
実際に、ボールを投げる格好をして、声を出す練習方法は、おすすめです。
「え、何て言ったの?」と聞き返すほうも、言われるほうも、ちょっとストレスです。
まずは、声の距離と方角、意識してみてください。
森 裕喜子