アメリカの記念日たち | -横山未希のブログ-歌うように生きる

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アメリカ ニューヨーク在住
ジャズボーカル Miki Yokoyama(横山未希)のブログです。

LIVEスケジュールや、音楽、日々の出来事を、心のままに綴ります。

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こんにちは~!

ニューヨークは、いよいよ今週からPhase3に突入して、経済再開に向けてがんばっています。

 

※Phase2では、屋外での飲食がOKになりました。夜の近所の様子です。

 

 

 

George Floyde氏の事件を発端に、Black Lives Matterが声高に叫ばれ、再び大きな何かが動き出したように見えたアメリカ。

コロナの被害にはじまり、本当に多くのことを乗り越えてきた数ヶ月であったと思います。今は、まだ最中にあるので、完全に客観的になれないけれど、このような時期にアメリカにいることは、きっと5年後、10年後に振り返った時に、忘れがたい記憶になることは間違いないと思います。

 

恥ずかしいことに、私はこれまで黒人文化については音楽や芸術についての文化的なものを敬愛してきただけで、肝心の、「Black Lives Matter」運動の根底にあるSpiritや歴史、彼らの本当の意味での、この問題に訴えかける想いを理解できていませんでした。例の事件から、ニューヨーク市内あちことでプロテスト(抗議運動)が盛んに行われているのを、ニュースやSNS、自分自身の目で見て、多くのことを感じ、自分の無知を恥ずかしいと思い、それ以来勉強を続けています。

 

プロテストが過激化して、建物を壊したり、お店のものを盗ったり、暴力的な事件が起こったり、これまで見たことのないニューヨークの荒れ果てた景色を目にしました。SOHO当たりのブティックが立ち並ぶ素敵なエリアは、お店を守るために貼られた木の板で窓ガラスが守られ、コロナの影響で開いているお店もなく、殺伐とした、まるで死んだ街のようでした。

活気のある、輝く街が、このコロナやプロテストの影響で、全く別物になってしまったようにも見えました。

プロテストも、平和的なプロテスト、過激なプロテスト、とあり、その頃は1週間、怖くて家から出ることもできませんでした。地元のニュースを見てみると、1ブロック先で殺傷事件が起きたり、お店が破壊されて商品がなくなったり、警察と市民との乱闘があったり、、。

もちろん、心としてはこの運動に賛同していましたが、いつ何が起こるかわからない状況に怯えていた6月初旬でありました。

 

それから、少しずつ街の様子も落ち着いてきて、第一段階の経済再開に定められたお店や会社がオープンできる、Phase1がはじまり、なんとなく、街に希望が見え始めたのが6月中旬。

 

プロテストも徐々に落ち着きはじめて、6月19日のJuneteenth(黒人奴隷解放の日)はGeorge Floyde氏の死を悼み、そして奴隷制度の終わった日をお祝いすることによって、一区切り、ここから次世代に正しいことを伝えていこう、という前向きな姿勢に変わったターニングポイントだったように、個人的に感じました。

6月19日が「Juneteenth」と呼ばれていたことさえ、今年初めて知りました。もう4年もアメリカにいるにも関わらず・・・。

まだまだ、知らないこと、学ぶべきことがたくさんあるなぁ、と再確認したのでありました。ジャズという音楽に魅せられた者として、歴史博士になるつもりはないけれど(元々歴史は苦手分野)、こうした黒人文化とジャズが一体だったこと、そして「差別」という苦しみがジャズの音楽に深く関わっていることを知らなくてはいけない。ジャズの巨匠たちのドキュメンタリーを観ていると、見過ごしては考えられないことで、そしてまだそうしたバイアスが社会に根付いている。アメリカという国についても知る、大きすぎるきっかけを与えられました。

 

 

そうしたことを考えながら迎えた、July 4th アメリカの独立記念日は、「アメリカにいる」ということに想いを馳せながら迎えた、例年に比べてちょっと特別な日になりました。

 

Black Lives Matter運動の一環でも行われていた、市民花火大会(一般市民が、好きなタイミングで、好きな場所で、打ち上げ花火をあげる、違法行為)もJuly 4thにピークを迎えました!まさかの、私が住んでいる前の道にもFireworks隊がやってきて、好き放題に打ち上げまくって去って行きました。私のアパートメントは4階建ての4階。窓から手を伸ばしたら、花火に触れられそうなところまで来ました。

その音の大きいことといったら!!!!

 

(花火って箱から出てくるんですね。)

 

 

こうしたFireworks隊があちこちに出没し、部屋の窓から見ていると、10ヵ所以上で花火が打ち上げられていました。

まさかの朝4時まで花火が続いて、眠っては起きる、眠っては起きる、の繰り返し・・・最後はとうとう夢の中で撃たれました!Bang!笑

 

 

そして、翌日の日曜は、うとうとしながら公園でのんびりと過ごしました。

 

Miki Yokoyama&Takaaki Otomoは、これからしばらく、週1でFacebook Live Streamingをすることにしました♪

よかったら見てみてくださいね♥

 

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