ワールドカップの裏で
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先日、ワールドカップ期間中は何も起こらないと
書きましたが、それは政治や外交レベルの話です。
その理由は非常に簡単で、スポーツが国家外交を
代替しているからと考えてもいいでしょう。
戦いはサッカーに任せておいて、国際政治は
休戦期間中なのですよ。
今日、私が述べるのは、経済の話です。
日本の株式市場も今日は今年最大の下落を
記録しました。でも日本はたいしたことないんですよ、
サウジアラビアに比べれば。サウジの市場は
最高値の半分になっています。
経済はお祭りの裏で激しく動いているのです。
この期間中、株式市場にあったビッグマネーは
途方もないレートのトトカルチョに流れます。
個人投資家の小銭なんてひとたまりもないですね。
で、そのトトカルチョの胴元は誰かって?
教えませんよ、そんなこと…
Deutschland
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ワールドカップが開幕しました。開会式は、ドイツらしさを
十分に表現した素晴らしいものでした。
私がKGBで働いていたころ、ドイツに長く滞在しており、
ドイツには特別な思いがあります。現在の政治家生活の
基礎を作ったと言ってもいいかもしれません。
ええ、もちろん開会式は見ていませんよ。
政治家には誉めるための語彙が必要なのです。
例えば、あなたのブログを誉めるには、
「個性的なページですね」「メッセージにシンパシーを感じます」
などのいくつかのフレーズを用意しておけば確実です。
再び話をドイツに戻しますが、ロシアにとってドイツは
歴史的に不倶戴天の敵でした。しかし今や、そんなことは
ありません。金正日と抱擁することすら厭わないほど、
ロシアは全方位外交に命運をかけております。
ですから私も、ドイツ人は腸詰めばかり食べているせいで
頭に糞と屁が詰まっているなどという悪口を言うつもりは
ありません。
ドイツに長く住んだ外国人の中で、ドイツの悪口を言わない人は
いないんですけどね…
ワールドカップ
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今日はドイツでワールドカップが開幕します。
わがロシアは、残念ながら今回の出場権を得ることは
できませんでした。
前回のW杯でロシアから勝った日本チームは、
着実にその実力を伸ばしているように思います。
グループリーグでは厳しい戦いになると思いますが、
そこを勝ち抜けば、ベスト4、いやファイナルまで
見えるのではないでしょうか。
ところでわれわれ政治家にとって、大きなスポーツイベントは
大衆の耳目を集めるのに格好な道具です。言うなれば
手品師の右手のようなもので、右手に注目を集めている間に
左手でトリックを仕込むという話です。
ワールドカップの間、国際的な大事件は起こりません。
その代わり、政府や議会は大衆の目を盗んで、色々と
統治のための仕掛けを作ります。まあ、それもこれも
みなさんのためですから、みなさんはサッカーを楽しんで
いてくださいね。
ロシアでもプロスポーツを盛り上げようかな…
06年06月06日
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ここ数日のうちで、私が最も心を動かされたニュースの
一つを紹介します。
一昨日2006年6月6日は、666の日としてアメリカをはじめ
キリスト教世界で出産を避ける傾向が強かったようです。
これは大変迷信的なことですが、誰もが自分の子供に
悪魔の刻印を押されたくないと考えることでしょう。
現代社会においても、未だ深く信仰が根ざしていることの
証明ですね。このようなことは過去にもありました。
それは西暦1999年の話です。この世界で、1999年に誕生した
子供は、1998年や2000年に生まれたそれよりもかなり
少ないのです。
私ならば、あえて少ない方を選択するのですが。
その方が、生存競争という意味でかなりハードルが低く
なるんですけどね、それを選択できないあたりが大衆の
弱いところですかね。
まあもっとも、私はもう子供を作る予定はありませんが…