初心者の館と銘打っていますが、今回は“超”初心者向けとなっております。
よくニコ生などで、
・戦いの基本はマシライ
・まずは張り付きの練習をするといいよ
・マシスラは強いからオススメ
などというアドバイスを初心者プレイヤーにしていく人がいます。
言われた経験のある人、少なくないと思います。
しかし、断言します。
これらのアドバイスは全部嘘です

このゲームの基本は、マシライでも張り付きでもありません。
マシスラは確かに高火力アセンですが、使い方を知らなければ全然強くありません。
このゲームの基本は、捕捉と間合いの管理の両立です。
以下、どういう事か説明します。
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【捕捉】
捕捉とは、言うまでもなく目標を画面内(視界内)に捉える事です。
当たり前ですが、相手にダメージを与えるためには安定した捕捉が必要不可欠。
対戦が始まったら、まず相手を捕捉する所から始めます。
例によって、汚い図をご覧ください。
W051中ニの自機(▲)がマシライ軽二(▼)と対峙している状態です。
▲から伸びている黒い線\/は、自機の視野の限界を表しています。
A、B、Cの各地点に敵がいる場合を想定し、それぞれの距離における捕捉について考えてみましょう。
・A(距離200)
すぐ目の前に敵がいる状態。
敵を見失いやすく、こちらにとっては近すぎる距離です。
マシライも十分届くので痛い。
・B(距離400)
全く安全とは言えませんが、敵が動いても即座に見失う事はないはずです。
弾速が1200くらいあれば安定した命中を期待でき、ミサイルが飛んできても対処可能。
一般に“中距離”と呼ばれる距離がこれで、Wライにとって悪くない距離と言えます。
Aと比べれば、マシライもそこまで痛くないはず。
・C(距離600)
敵を見失うリスクがほとんどない距離です。
しかし、遠すぎて相手にダメージを与えるのが難しい距離でもあります。
レルキャ等が飛んでくる可能性を考えると、この距離に留まるのはむしろ危険。
まとめると、
・200だと相手をすぐに見失うしマシライが痛い!
↓
・600以上だと攻撃が届かないよ!
↓
・ちょっと怖いけど、400前後を維持して撃ち合おう!
という感じになります。
この“400程度が最適”という結論を導き出す事が出来れば、ひとまず合格。
もちろんこれは、Wライ中ニ対マシライ軽二の一例に過ぎません。
どの距離で戦うべきかは、双方のアセンを把握した上で、対戦の度に考える必要があります。
【間合いの管理】
自分がどの程度の距離で戦えばいいのか分かったら、次は実践。
敵は200以下の距離で接近戦を仕掛けたいけど、自分はもっと離れて戦いたい。
そういう時、どのように動けばいいでしょうか。
先ほどの中ニ対軽二の例で考えてみましょう。
場所はバーチャルA、対戦開始直後で、まだ距離が1,000あるとします。
軽二が突っ込んできそうなので…
1.先制攻撃を仕掛けるため全速で前進、接近する
2.その場で待機、そろそろ危ない距離だと感じたら後退する
さて、正解はどちらでしょうか。
1.は…ハズレです。
一見良さそうですが、これはやってはいけない事。
お互いに前進すると、二者間の相対速度はものすごい事になります。
そして一瞬のうちに交差を仕掛けられて、攻撃する暇もなく見失ってしまうでしょう。
引き撃ちの回でも申し上げましたが、
相手が接近戦を挑んでくる場合、安易に前進してはいけません。
正解は2.です。
前進に対しては、まず後退。
二者間の相対速度を緩めて交差を出来るだけ遅らせ、迎撃する時間を確保します。
詳しくは《引き撃ち 2》をご覧ください。
逆の立場の場合にどう動くかは、《引き撃ち 3》をどうぞ。
なお、引き撃ちも交差も、間合いを管理するための手段の一つに過ぎません。
そのため、今回の記事は引き撃ちの記事と一部内容が重複していると思います。
諄いですが、間合いの管理の徹底が勝利に繋がるんだ、と理解してもらえれば幸いです。
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脱サンドバッグ、目指せ初心者

なんとなく動いてなんとなく弾をばらまくのではなく、
・無理なく敵を捕捉できて、かつ攻撃が命中する距離を維持する
・敵はどの距離で戦いたいのかを推察し、 その距離を拒否して戦う
の2つを意識してみましょう。
おわり
