移り変わる心 | vivre avec un chien

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わんことモフモフHappy☆

昨年の12月。

私が初めて自分で育てた最愛の子、カプリを空に送った。

それからの私はことあるごとに泣いていた。

もちろんムギはかわいい。これまで以上に大切に思っている。

ムギ自身も、さみしいのか、自分が愛情を独り占めできることがわかったのか

もともと甘えん坊だったのがさらに甘えてくるようになった。


ムギを大切に大切に、一日一日を濃密に過ごそう。

今まで半分こだった分、愛情を全部込めて接して行こう。

甘えたいだけ甘えさせてあげよう。


そう思った。


けど・・・・・家に来た時からカプリがいて一人になることはほとんどなかったムギ。


怖い怖い雷や、大嫌いな音、突発的な何かがあっても

私のいない日中は一人狭いゲージに閉じ込められる。

探しても誰もいない、しーんと静まった室内。

多分外の音に耳を傾けて怖がったり気にしたり、ストレスも多いだろう。

仕事から帰るとケージが噛まれていたり、トイレシーツがボロボロだったり、

私を見て悲鳴に近い歓喜の声をあげる。または閉じ込めたことに怒っているのかw

とにかく以前のカプリのように戸惑っているように見えた。

はじめのころはTVをつけっぱなしで外出したりした。

分離不安が加速しないよう、出かける前は構いすぎないようにしたり

留守番中長く楽しめるようなおやつやおもちゃも考えた。

家事をするときはなるべく距離を取ったり、ムギが自分の居場所を探せるようにしたりした。

何が正しくて何が間違っているのかわからないけど。


もちろん、その分時間が取れる限りいっぱいいっぱいムギとイチャイチャした。

いっぱいいっぱい話しかけた。


そのギャップがむしろ悪循環なのかと悩んだりしながら。



でも・・・・やっぱり一人は寂しいよね・・・・・ 心がズキンと痛かった。




もし、もしだけど・・・・・

今はとてもじゃないけどそんなこと現実味を帯びて考えられないけど・・・・・

新しい子を迎えたら、ムギはどう思うかな・・・・・

そんなことをぼんやり考えた。


頭に浮かぶのは楽しそうに遊ぶムギと戸惑ってストレスだらけの表情を浮かべるムギ。

どっちがいいかなんてわかんない。






浮かんでは消し、浮かんでは消す


『3番目の子』