あれこれ | vivre avec un chien

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わんことモフモフHappy☆

2011年12月20日(火)

眠れないまま朝が来た。 相方は仕事へ。

今日はあちこち電話して、お出かけもしなきゃ。


まずはムギの散歩・・・・と思ったけど、家から出れなかった。
ひとりだけになった散歩に行くのが嫌だった。ごめんねムギ。明日からはちゃんと行くから・・・


斎場へ電話をして、明日カプリを空へ送る予約を入れる。 
サイズやらなんやらを伝え、内容を聞き、希望を伝え段取りを決める。
こんな話をする日が来なければと何度思ったことか。
明日・・・・ 明日なのか・・・・ もう送らなきゃならないのか・・・・
ずっとここに置いておくことは出来ないのか。
でも、はく製とか冷凍保存とか、そんな「保存」の方がかわいそうだもんね。
もう、自由にしてあげなければ。


酸素ボックスの引き取りもお願いした。
明日はバタバタするから、明後日にと伝えた。
「近くに別件で引き取りに行く用事があるから今日行きましょうか?」と言って頂いたけど、
とても今対応する気にもなれず、寝ているカプリを見られるのも嫌だった。
そういえば、亡くなる3日前に高濃度のチューブを頼んだんだっけ。
その頃はおじさん「まだまだ顔つきもしっかりしていたし大丈夫だと思いますよ。」って言ってたんだよな。
高濃度のチューブも急変に備えてと言ってしぶしぶ(?)送ってもらったんだっけ。
でも、大丈夫じゃなかった。
やっぱり一緒に居るものにしか異変ってわからないんだよな・・・
受付のおばちゃんに「バタバタしてるので明後日でお願いしたいです。」と伝える。
「料金かかっちゃいますけど大丈夫ですか?」心配して下さったけど。
もうお金はかからなくなっちゃったから、それくらい痛くも痒くもない。
もっとお金がかかるくらい一緒に居たかったのだから。
その為に、その為だけに、時間を割いて働いてきたんだもん。
その命はお金なんかどうでもいいくらい必死に守りたいものだったから。




簡単に身支度を整え、ムギにお留守番を頼み、カプリを寝かせたままお出かけする。

カプリに供える花。
カプリに似合いそうなもの、私が好きで持たせたいと思うものを探して、数軒の花屋を渡り歩く。

それから、箱を探そう。カプリが窮屈に感じることなくゆったりと横になれるようなもの。

でも、残念ながらカプリが入れる大きさのものはどこにも置いていなかった。
お花、買ったのにな・・・まぁ、何とかなるか。

その他、ちょいちょいと買い物を済ませ、帰宅。



もう長い事そうだったけど、カプ、玄関を開けてもやっぱりお迎えはないし、ドアを開けても眠ったままだし、
「かっちゃん、ただいま」声をかけて撫でても冷たくて・・・・

ムギが一人サークルの中で、うれしくてキュンキュン言ってバタバタしっぽ振ってくれてるのが寂しくて泣いてしまった。



数軒の花屋から選んで買ってきた花をとりあえず花束にして、カプリに添える。
カプリの寝顔が少しは華やかになったかな。



カプリとのこれまでのことを想い出しては泣き。
これからのことを色々と考え、想像しては泣き。
ちょっと撫でたり、話しかけたり、見ただけでも泣き。
ムギの様子が少しおかしいことに切なくなって泣き。
それでもいつも通りくっついて、おもちゃで遊ぶムギを触って泣き。
泣いても泣いても涙って出るもんなんだと、ぼけーっと思ってみたり。


やっとの思いで重たい腰を上げ、部屋を片付け始めた。
カプリが使っていた布系のものもたたんだ。洗濯は、もう少し先にしよう。
そんなにすぐ気持ちを切り替えることはできない。
少しでもカプリのにおいのついたものを、触れていた体温を感じられるものを、残しておきたい。

自分たちが使っていた寝袋や布団もしまった。今晩はこたつで雑魚寝だな。どうせ眠れないんだし。



今日は相方も仕事つらかっただろうな。明日は休みをとってくれるから今日は忙しいかも。
むしろその方が色々思い出さなくていいかもね。



あと1日もない。カプリに触れられる時間。