やらねばならないこと | vivre avec un chien

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わんことモフモフHappy☆

どんなに泣いても・・・・・
目は開きません。動きません。呼吸もしていません。 『死』これが現実です。

今、何をすればいいか。

硬直してしまわないうちに自壊、嘔吐や排泄などの跡の残る体をきれいに洗ってあげ、いつものクッションに寝かせてあげました。
まわりを保冷材などで囲うと見る見るうちに冷たく固くなりました。

でも、かわいい顔はそのままです。 横にしてるのでちょっと目がつったようになってしまいましたが
寝ているようです。半目に開いた目もいつも通りですし、ちょっと見える歯もいつも通り(泣笑)
手の関節だってまだプラプラと動きます。夢を見てピクピク動きそう。

時間が経ち、少し落ち着いてきて、肉球や顔に近づいてみるとほっこりとカプリのにおいがしました。

こうしてカプリを見つめられるのもあとわずかです。写真を撮りました。
相方とカプリ、私とカプリ、隣に寝て撮りあいっこしました。
不謹慎かもしれません。でも、この先はもう二度と撮れないのです。
最期の方、何かと構われるのがうっとうしそうだったカプリ。
寝ているのをいいことに、たくさんたくさん写真を残しました。
たくさんたくさんちゅーしました。いっぱいいっぱいなでなでしました。

ひと段落して、カプリの大好きだったボールを顔の横に添えました。 咥えて遊びに行ったかな。

それから、火葬の手配もしなければなりません。
どこがいいか相方と2人で色々探しました。
これまでも万が一を思いちらっとはそういう斎場ですとかを検索したことはありました。
ですが、じっくり見る気にはなれなくて・・・・
まだ頑張ってるカプリに失礼な気がして。
死の準備をしているようで嫌だった。

だから、じっくりと中身を見て探したのはこの時が初めてだった。

色々なところがありますね。
でも、うちは納骨する意思がなかったので、お寺とか、葬儀とかのこだわりは少なかった。
ただ、個別火葬で、立ち会えて、お骨上げもできて、お骨を全部持ち帰れることを了承してくれるところ。
そんな条件で探した。

家からそんなに遠くない場所に気になるところを見つけた。
我が家が望む希望を叶えてくれるところ。結構自由な感じ。
業者然とした感じはなく、こじんまりとしている。
写真を見ると、シンプルな感じで斎場っぽくない。カフェみたいな外観。重苦しい雰囲気はない。
まわりは自然が多い立地。人間用の斎場の近くにあることもあって、開発もされておらず緑豊か。
ここでいい。ここがいい。

場所は決まった。

でも、心は複雑でした。ここと思うところを見つけられた。
カプリを焼くための場所を決めなきゃならないなんて。
仕方のない事なんですけどね。



あとは・・・ 明日、お花を買おう。
棺代わりの箱も探そう。お花をたくさん敷き詰めたい。かわいくしてあげたい。
でも、棺棺していないもの。 それだと寂しいから。
雑貨屋さんにあるような、ナチュラルなものがあるといいな。

寒いから、ドライアイスなんて必要ないよね。
部屋は暖房も入れずにいる。
でも、大丈夫かな。
可愛いカプリの顔が崩れたりすることはないかな。
体液が出てきてしまったり、痛んでしまったりすることはないかな。
心配で心配で・・・ 絶対に最期まで可愛い姿のままにしてあげたくて。
寒い中かわいそうだけど、保冷剤を抱かせました。



この日もリビングでカプリと一緒に眠りました。といっても私は泣いてばかりで眠れませんでしたが。