ネット銀行の弊害 | ViVi不動産のブログ

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最近富山においても、ネット銀行の住宅ローンを利用する方がじわじわ増えています!! 金利が安かったり、いろいろメリットも有るようですが、返済する時のデメリットも考えておくべきかも・・・・・・・


先日、マンションを売却させて頂いた時に、売主様が ネット銀行の住宅ローンを利用していたので、ネット銀行の抵当権が設定されていました。


抵当権抹消についての打合せのために、ネット銀行に連絡すると、


「富山県においては、当行には支店が無いので、東京の西新宿まで抹消書類を取りに来てもらうか? 富山県では1つの司法書士事務所とだけ提携しているので、そこにだったら事前に抵当権抹消書類を送れます! 他の司法書士には、事前に抵当権抹消書類は渡せません!」との事。


少し詳しく説明すると、売主様から買主様に所有権移転するときは、司法書士という資格を持った先生が、問題なく所有権移転できるかチェックします! その物件に銀行などの抵当権が付いているときはその抵当権が抹消できるかを確認できないと、司法書士としては、問題あり!としてしまうので、(お金の授受をした、その当日に所有権移転をするのが原則なので、)抵当権抹消書類の原本がその場にどうしても必要なんです! 


富山の場合は、所有権移転費用を買主様が負担するので、司法書士を選ぶ権利は買主に有る場合がほとんど!


なのに、売主様のネット銀行の都合で、司法書士を買主様が選べない状態!  例えば、買主様が知人や親戚に司法書士がいても、使えないんです!!


オカシイと思いません???


担当者に、今回利用する司法書士も提携先に加えてくれるよう、審査をお願いしても 「ダメ」の一点張り。


ネット銀行指定の司法書士とは違う司法書士を利用するなら、「売主様に、つなぎ融資を利用(費用が5~10万円かかります!)してもらって事前に住宅ローンの残債を返済してもらっておいて、抵当権抹消書類を取り寄せといてもらう」しか方法はありません・・・・・


私が「売主様にそんな負担をさせることになっても、それでもいいんですか?」と聞くと、「当行のルールですので仕方ないですね!」と、指定の司法書士を使え!の一点張りで、売主様や買主様に負担がかからない、何か別のやり方を全く提案してくれない状態・・・・


銀行さんって、なんで、いつも、入口(住宅ローンを借りる時)はニコニコなんでも対応するのに、出口(住宅ローンを返す時)になると、途端に冷たくなって、今まで利息をもらっていたお客さんの都合なんてお構いなしに、自分とこの都合を優先しちゃうんでしょうね????


地方で、ネット銀行を利用するときは、出口(住宅ローンを返す時)のこともちゃ~~~んと確認しておいたほうがいいかもしれませんね!



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