原発20キロ圏内の家畜 「殺処分」へ | Circle on the other side

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動物と人間と私と・・・


ついにきたか・・・政府がこの結論に至ってしまいました。

震災を生き抜いた命に対して、あまりの仕打ちです。


枝野官房長官の会見。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4814.html

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朝日新聞社
http://www.asahi.com/politics/update/0512/TKY201105120407.html

枝野幸男官房長官は12日午後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所から
20キロ圏内の警戒区域にいる家畜について、殺処分を指示することにしたと発表した。
所有者の同意を得たうえで、苦痛を与えないように「安楽死」させる。
指示は原子力災害対策特別措置法に基づく。


共同通信
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051201000574.html

政府は12日、東京電力福島第1原発事故で設定された警戒区域内に残されている家畜について、
所有者の同意を得た上で殺処分する方針を固めた。

立ち入り禁止で家畜の飼育が不可能なことから、衛生面も踏まえ、殺処分が必要と判断した。
菅直人首相が同日、福島県に指示する。

農林水産省によると、福島第1原発から半径20キロの警戒区域内の家畜数は、
東日本大震災前の時点で牛が約3400頭、豚が約3万1500頭、鶏が約63万羽。

福島県は独自の判断で所有者の同意を得て既に殺処分を始めており、
今後は農水省も協力して殺処分にあたる。

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これまで、警戒区域のどれほどの動物たちが苦しんできたのか、、、想像に絶します。
餓えと乾きと、余震の恐怖。その中で、必死に生きてきた命です。

またこれまで、本当にたくさんの方々が、
警戒区域の動物救済のために駆けずり回ってこられています。

震災を乗り越えた、かけがえのない命をひとつでも多く救おうと、絶やしてはならないと。

それを、今になって「殺処分」の一言で片づけてしまっていいのでしょうか?


下記の方々の動きもチェック&応援してください!!

民主党の高邑勉議員が南相馬市の桜井市長らとともに
「サンクチュアリ・ファーム構想」を提案されていたそうです。
http://www.takamura-tsutomu.com/

この構想、ぜひ実現させてほしい!!!政治家は理想を持つべきだ。
みなさんも、応援してください!

民主党のたまき議員も、関連機関と折衝の上、ペットや家畜の救出に向け尽力されています。
http://ameblo.jp/tamakiyuichiro/entry-10886576594.html
@tamakiyuichiro
http://twitter.com/tamakiyuichiro

藤野真紀子 前衆議院議員
http://ameblo.jp/makiko-fujino/

南相馬の猫おばさん(吉田さん)
20㎞圏内に取り残されたペットの救出を求め、南相馬市役所前で地元住民の声を集められています。
http://www.youtube.com/watch?v=nnt_a2PGqU0

福島県入りしているフリーカメラマンさんのブログ
http://ameblo.jp/uchino-toramaru/entry-10889629653.html
@toramarushiro
http://twitter.com/toramarushiro

夏堀獣医師 
@Natsuhori_Guts
http://twitter.com/Natsuhori_Guts

新庄動物病院 今本獣医師
http://blogs.yahoo.co.jp/shinjo_ah/62791783.html
@imamotoshigeki
http://twitter.com/imamotoshigeki

5月2-3日に来日していたIFAW(国際動物福祉基金)のメンバーと
日本側の獣医師らの専門家会議がまとめた意見書です。(PDFファイル)
http://www.jarmec.jp/pdf/IFAW-all.pdf

全体のページ数のうちの15ページ以降は
今本獣医師が現地入りして撮影してこられた写真を含む報告書です。
本当に悲惨な現状がわかります。ぜひご覧ください。

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ツイッターでフォローさせて頂いている方が引き合いに出されていましたが、

かの有名なマハトマ・ガンジーのことば

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」

まさに「日本」という国がいかにあらゆる面で「未熟」で「空洞化」しているか、よくわかります。
モラルの日本なんて世界中から賞賛されていても、現実はこうです。


人の命、動物たちの命、すべてこの国に、この地球に生きる大切な命。
その重みに何の差があるのでしょうか?

今生き延びている命を守りましょう。

被災された方々も、自分たちの大切なペットや家畜を失うのは心底辛いはずです。
私たちがその方々に代わって、声をあげましょう。


そして、改めて思うこと。


人間の為にこんな目にあわされる動物を、もうこれ以上増やすことに終わりを告げなくては。
これを機に今度こそ反省して、動物依存から抜け出さないと、いつまでたっても何も変わりません。

とはいえ、都合の良いようにすぐに忘れてしまうのが人間ですから、
私たち1人1人が先頭に立って、今回の件を胸に刻み、伝えていくこと、
声をあげること、行動していくことを、決してやめてはいけないと思います。


今回の被災動物の件、今まで動物問題に関心のなかった人々をも確実に巻き込んでいます。
この輪を絶やさないよう、広げていけるよう、あきらめずに頑張りましょう!!


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【要望先一覧】

●首相官邸
TEL 03-3581-0101
FAX 03-3581-3883
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

●原子力安全保安院
TEL 03-3501-1511 (経済産業省の代表から広報へ)
TEL 03-3501-1742 (電力安全課)
メールフォーム
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html

農水省(代): 03-6744-2524
農林水産大臣へのお問い合わせフォーム→
http://t.co/P5j8Vm7

●農林水産省/畜産振興課
TEL 03-3501-3777
FAX 03-3593-7233
https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html

●農林水産省/災害総合対策室
TEL 03-3502-6442
FAX 03-3592-7697

●農林水産大臣
鹿野道彦(かの・みちひこ)
衆議院第一議員会館310号室
TEL 03-3508-7205
FAX 03-3508-3205
m-kano@ma.catvy.ne.jp

●農林水産副大臣
筒井信隆(つつい・のぶたか)
民主党・新潟6区
衆議院第二議員会館506号室
TEL 03-3508-7505
FAX 03-3508-4530
g05920@shugiin.go.jp

篠原孝(しのはら・たかし)
民主党・長野1区
衆議院第一議員会館719号室
TEL 03-3508-7268
FAX 03-3508-3538
g06958@shugiin.go.jp


●農林水産大臣政務官

吉田公一(よしだ・こういち)
民主党・比例東京
衆議院第一議員会館415号室
TEL 03-3508-7325
FAX 03-3508-3325
g04866@shugiin.go.jp

田名部匡代(たなぶ・まさよ)
民主党・青森3区(比例東北)
衆議院第一議員会館417号室
TEL 03-3508-7617
FAX 03-3508-3245
office@masayo.gr.jp

●経済産業大臣

海江田万里(かいえだ・ばんり)
民主・東京1区
衆議院第一議員会館609号室
TEL 03-3508-7316
FAX 03-3508-3316
office@kaiedabanri.jp

経済産業副大臣
池田元久(いけだ・もとひさ)
TEL 03-3508-7391
FAX 03-3508-3631
http://www.m-ikeda.com/

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参考

被災動物救済 要望先一覧
http://ameblo.jp/vivihappieta/entry-10869953190.html

私のつぶやき
http://twitter.com/vivi_happieta

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