季節遅れの桜を詠むかりそめの 陽射しと知れば 避けれども 風待つ雲や さけぬ石割 あなたは寒い冬空に雲を割いてそっと差し込む陽射しのよう。 気まぐれに心を暖めるひとときの恋だとわかっていれば避けようとするはずなのに、 あなたの本心が分からないでいる。 あぁ雲よ、私は自分では決められないから風がどかしてくれるのを待っていることしかできない。 石割桜が硬い岩を貫いたように、私も意志を貫かないといけない。 だから恋の桜も咲けないでいるんだろう。