2020年 7/16【353】普通 難易度4

ウイルスも人間も同じ。

我々人間と同様、感染症の原因となる微生物も、40億年前から途切れることなくずっと続いてきた幸福な生き物である。

感染症というのは生命誕生から続く生物進化の一環なのだ。

急増する肉食需要に応えるために家畜が大量生産され、結果として家畜の病気が人間に移る可能性も増える。

森林破壊によって本来の生息地を終われた動物たちが人里に押し出されて、病原体を拡散する。

ダムや灌漑の整備のせいで淀んだ水路が増え、病原体を撒き散らす『蚊』が大量発生する。
(ちなみに『蚊』はもっとも人を殺す野生動物で『世界10大危険生物』のトップに君臨し続けているらしい)

歴史上、戦争で死亡した兵士の三分の一から半数は感染症を含む病死だという。


人類の寿命が伸び、細菌との共生関係が変わってしまう。

交通の発達により病原体があっという間に広がる。

ウイルスは、哺乳類が100万年かかる進化をたった一年でやってのけるほど変異が激しいという。

変化という意味では人間はウイルスの足元にも及ばない。
どんなに巨額を投じて新薬を作っても、あっという間に抗体を持たれてしまう。
いたちごっこは決して終わることはないのだ。


コロナ騒動の真っ最中。
近年になって新種の感染症が増加してきた背景をこうして考えると…
仕方ないというか防ぎようがないではないか。


他にも、細菌や過剰な抗生物質投与が肥満の原因に繋がったり、アレルギー持ちの子供が増えたり、ワクチン後進国問題や抗生物質乱用問題、細菌兵器研究、WHOの製薬会社との癒着、等々…
細菌が人間界に及ぼす影響が多種多様にあり、考えさせられた。

難しい問題だ。


面白かったのが、トキソプラズマにより性格まで操られてしまうという話。

トキソプラズマは脳に侵入し脳内麻薬とも言われるドーパミンの分泌を促すらしい。
それに伴い交通事故や自殺が増えるという。

猫はトキソプラズマを持っているそうで、世界の有名人には猫好き(→ドーパミンが移りやすい→ドーパミン増加→クリエイティブで活動的)が多いという。

例えばムハンマド、リンカーン、夏目漱石、ニュートン、ジョン・レノンetc.

ならほど~確かに思いたある節があるかも!



信じるか信じないかはあなた次第です。


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