2019年 10/16【284】very good? 
難易度2


ザ・シークレット。
それは、歴史上のあらゆる天才や偉人達が実践していたという秘密。


本書はただひたすらに『秘密マスター』達の言葉や実例が、テーマに添って延々と書いてある。
あたかも読者を洗脳するかのように。

各項の紙には古文書のような印刷まで施してあり、本書自体がまるで古代の秘宝と言うか“秘密の魔導書”的カッコいい仕様になっていて、

「私はザ・シークレットを知ってしまった…!」

というワクワク感が募る。←中二病?


ネタバレしてしまうと『秘密』とは『引き寄せの法則』のこと。

要するに、詳細なビジョンを明確に脳内に描き、出来る得られると信じ込む。
全ての瞬間を感謝の心で満たす。

すると、秘密=『引き寄せの法則』に従い思考が現実化する。
欲しい物は手に入るしなりたい自分になれる、人生が好転する、というのだ。


初めの数頁は正直「またコレか」と思った。【ブレインプログラミング】【こうして思考は現実になる】とアプローチは違えど、同じ内容だからだ。

本書にも『宇宙エネルギー(笑)』だの『量子力学』だの『波動』だのが出てきて「ほんまかいな」と半分冷やかしで読み進めたものの。

きっと洗脳されたのだろう…


んも~~う、こうなったら、やってやろうじゃないの!

宇宙エネルギー((笑)マークはもう付けないぞ!)とやらを見せてもらおうか!!

という気になってしまった。


読み進めるうちに、前書【幸せになる勇気】はなんだったのかという気になってくる。

あちらは人生の劇薬、
こちらは思い描くだけでハッピ~♪

こっちの方が全然楽だしぃ~


…だが、私は気づいてしまった。

この二つは結局同じことを言っているということに!!


つまりすべては、見返りを求めない無償の『愛』を与えることであり、在るだけの存在全てに『感謝』することなのだと言うことに。

斉藤一人の『ツイてる論』も言い方を変えれば『感謝』ではないか。


意地悪な言い方をすれば、胡散臭いスピリチュアル新興宗教の教典のような本書に対し、【幸せになる勇気】は一応『心理学』なので、納得のいく理由が理論立てて説明されているから深く難しく感じたのだろう。

言うは易し、行うは難し。

おおっと!
「行うは『難し』」なんて言ってはいけない。
発言したことは全て現実化してしまうのだから。


試しに、朝起きてから一日中感謝して過ごしてみた。

目に手にも足にも、水にも電気にも雨露しのいでくれる屋根にも。

そうしたら、一日を感謝の心のまま終わることができた。

当たり前だ、一日中全てに感謝して過ごしたのだから。

こんなの胡散臭いと心のどこかで思っていた。
だが思考一つでここまで日常が変わるということに、恥ずかしながら試してみるまで私は気付かなかった。



マザーテレサはこう言ったという。

戦争反対の集会には出席しません。
平和のための集会を開くのでしたら、
私を招待してください。


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