たとえ自分以上に愛する存在がいたとしても、たとえ自分自身を投じても良いと思う人がいたとしても、相手のために人生を生きる事はできません。たとえ貴方がどうあがいてもです。ですから、重い病気を患っている人や怪我をしている人に慈悲をかけるのとは少し違います。つまり相手の弱った部分にフォーカスする事とは思いやりでも何でもありません。相手を”弱い存在”だと片付けてその視点で相手を見ているわけですから、相手が体験している状況をもっと強調する事になるからです。
それよりもパワフルな存在として”見て”ください。事実彼らは非常にパワフルな存在です。病気や怪我というコントラストを自分に課す、非常にパワフルで力強い存在なのです。ですからその部分のリスペクトを忘れないでください。そしてその状況から抜け出せる力を持っている事を真に信頼してあげてください。すると、彼らは自分の選択で新しい何かを選べるようになります。新しい自分をちょっとづつ作り出す事ができるようになるのです。そうやって力強い彼らを貴方なりに応援してあげてください。