私達の社会は、時間を直線的に捉える社会です。よって、幾つものバージョンの歴史が存在しているというコンセプトを、なかなか理解する事が難しいかも知れません。しかし、実際に歴史は直線上に存在しているわけでは無いのだとバシャールは話します。歴史は、ホログラフィックに存在しています。
”今ここ”の貴方が変わるという事は、視点も一緒に変化する事を意味しています。視点が変わると貴方の過去も変わってゆく意味は、捉え方が変わるからです。つまり貴方の”あり方”が”変化”した分だけの”歴史”を、貴方は体験した事があるという事が言えます。でも貴方は全くその事を覚えていません。何故かというと、自分を変える事で、全部の歴史を真っ白にし、また初めから歴史を作り変えている事にあるからなのです。
数年前の私達には、今と”異なる”歴史があったとバシャールは話しています。例えば、1963年11月にJFKが暗殺された事件がありましたが、数年前までの私たちの歴史では、1968年11月にJFK暗殺事件が起こっています。暗殺理由は高次的存在を認めた”ディスクロージャー”をしたために招いた、世界規模の大きな混乱です。大統領の責任という事で、暗殺が計画されて実行されたというわけなのです。
そこで私達は、皆で”違う”並行世界へ移動する事を決意し、高次的存在を認めた”ディスクロージャー”をした1968年よりも前の、1963年に暗殺された歴史を選び、そちらへ移動したというわけなのです。そうする事で、1968年に起きた”ディスクロージャー”を避けて通る選択をし、時期が熟すまで”ディスクロージャー”を待機する選択をしたのでした。