全てはエネルギーであり、波動であると、バシャールが言うように、私達は、体の器官を上手に使って波動を”変換”し、それによって体感を経験していると、話します。例えば、お花の香りや、心地よい風もまた、波動であり、エネルギーなのです。そのエネルギーを”変換”して、私達は、良い香りや、心地よさを味わっています。
波動を変換できうる範囲は、次元によって異なってくるのだと、バシャールは話しますが、では、一体どういった事を指しているのでしょうか。
３次元密度世界は、分離の世界でもある為、波動自体もフラットな感じがします。しかし、高次のエネルギーが強まると、これらの感覚に“深さ”が生じてくるようになると、バシャールは話します。例えば、美しい花の香りをかいだ時、”香り”以外にも”味”を感じたり、映像を感じたり、”感覚”を味わったりと、多数の感覚を一度に経験する事が出来るようになります。更に、五感以外の感覚に目覚めるようになると、今まで見えていなかった事や、聞いた事の無い音や、感じた事のない感覚を体感出来るようになってくるのです。
もっと簡単に説明すると、私達の持つ”感覚”は、波動を変換した時に起こる、言わば副作用のような物であると、バシャールは話します。詰まり、３次元密度では、この副作用は、紙のようにぺらぺらで、厚みはありません。厚みが無いので、”見たまま”の感覚しか体験出来ません。しかし、４次元密度では、厚みが生じ、この厚みに、沢山のエッセンスが込められているのです。
４次元密度の世界は、貴方という個性も膨らんでゆきます。効率良く膨らませるには、まず、周りについた”殻”を取り除く必要があるのです。”殻”即ち、貴方の持つ古いアイデアや信念を意味しているのだと、バシャールは締めくくっています。