アカッドを統一したサルゴン王は、私達が知る歴史上最も重要な人物の一人と言っても過言ではないと、バシャールは話し始めます。サルゴン王は、オリオン文明社会システムを最初に地球上へ齎した、歴史上最初の人物であり、”衝突”や”競争”といった、生き抜くための”生存競争”の基盤を作った人物でもあると、バシャールは話しています。
サルゴン王は、オリオン文明から直接ヒトへ輪廻転生した人ですが、彼の”支配力”(政略)はそれこそ天才的で、”力づく”で世界を制服する”技術”を最初に開発した人物でもあります。そして、現在多くの国々が、今でも彼の”思想”と”政略技術”を引き継ぎ、今に至っていると、いうわけなのです。
バシャール曰く、オリオン文明(自分達の言葉で、”フーバ”と称している)は、私達が経験してきた世界よりも、もっと暗黒な世界を繰り返し体験してきた文明だと、話します。彼等の住んでいた世界には、病気や抗争が充満し、心と体の”健康”を保つのは、もはや不可能な世界へと変化してしまったのです。そして、何度となく文明崩壊を経験した後、”心”が無い生命”ロボット”となったのでした(私達は彼等をグレイ種と呼んでいます)。
現在の社会システムは、このオリオン文明(フーバ文明)の社会システムをそのまま反映している社会であると、バシャールが話しているように、私達は遺伝子学的に見ても、オリオン文明と直接的な繋がりがあります。彼等は高次な文明でありながら、”負”の螺旋からなかなか抜けきれない文明でもあり、負の地球が辿る道先には、彼等の文明の”残党”が引き継いでゆくようになるのだと、バシャールは話しています。