Lesson 5 『握る』&『触れる』 まとめ
前略、
Lesson2
で屈筋と伸筋のお話をしました。前者は、力を入れると曲がる筋肉で、後者は、リラックスすると伸びる筋肉でしたね。この事実を考えると、呼吸と筋肉を絡めることができます。今日お友だちに会ったら、お互いの手を合わせて、押し合いっこして遊んでみて下さい。このときの秘訣は呼吸なのです。
息を吸ったとき
息を吐いたとき
どちらが押す力が湧くと思いますか。押すという作業は、伸筋が担いますので、息を吐いてリラックスしながら押した方が、相手を押せるのです。大半の人は腕に力を入れて押そうとしてしまいます。
Lesson4
で、アクセルと思ってがんばっているところは、実はブレーキかもしれないというお話をしましたが、世の中の多くの人は、ブレーキを踏みながら、アクセルも一所懸命踏んで躯(からだ)を動かそうとしているのです。では、このブレーキを外すにはどうしたらいいのでせうか。あなたには、もう答えがわかっているはずです。
呼吸を鼻からゆっくり吐く
(肺の中の空気を全部出すようなイメージ)
↓
心身がリラックスし、伸筋が働きやすくなる
↓
自分を邪魔していたブレーキが外れやすくなる
↓
人や物に対して優しく触れることができ、本当の意味で繋がることができる
このような日常的な態度が、美しいテニスに繋がっていきます。伸筋という言葉を使っていますが、要は、リラックスして物事を優しく扱うようにして下さいね♪ということです。
ご退屈さまでした。
草 々。