「いないだろこんな、クリスマスイブにグチグチグチグチ言いながら散歩してる奴いないだろ!いつになったら報われるんじゃ!」「ちょっとでも楽しい思いをしようと思ってサークル入ったのに、あの日東京ガスが来たおかげで会議に出れず退部する羽目になった」「もう終わった、終わったというかこれから始まるんだけどな、俺はこれから始めるんだ、車だって買って、3年後にはGT-R買って、大好きな彼女と末永くドライブ行くんだ、夢を叶えた姿で今までの敵全員を見返してやるんだ。もう優等生じゃなくなったし平凡な人生でいいけど、幸せな家庭だけは欲しい」
「早くしないと彼女にも逃げられ、部屋に篭ってカップラーメンすすりながら深夜アニメを見るっていう情けない生活に逆戻りだ」…結局彼女には別れを告げられ、今まさにその通りになってしまった。だが、恵まれない中で昨年は一瞬夢を見せてもらえた。これからもう一度始まるチャンスさえあれば、それでいいのだ。終わる以前に始まってもいない。ちなみにこのあたりから将来のことに関しても話が進んでいく。
「10年後結婚できんかったらフェラーリを買う、結婚できていれば立派なマイホームとファミリーワゴン持って、家族みんなで旅行行ったりして楽しい生活を送る。全てが今、車欲しいってのと就職したいっていう想いに詰まっているのに、時間が経たない」「体調も優れないから健康診断受けたいのに高い金を取られるから行けない、何もかもうまくいかない」「何年後とか待つのは大嫌いだ、その日が来ないかもしれないことをよくわかっているから」「もう待てへんねん、もう待てへん。何かして金が…大金が空から降ってこんものか、それくらいのことがあってもいいと思うけどなこの人生」
「今(イブの夜)この瞬間どれだけの人がkissしてると思う?どれだけの人がS○Xしてると思う?どれだけの人がな、幸せに頬を染めてると思う?わからへん。俺にはわからん。なんで自分がこうなのか」
「どこに出かけるにしても帰りが上り坂だしな、あんな生活疲れるに決まってる」「通学で坂をのぼらなきゃいけないから朝飯も食えないし、上る前は下りだから髪型に気を使ったってすぐ乱れるし」「7年くらい風邪ひかないほど丈夫だった俺が今年(2007年)4回も体調崩して」「ゲームだけでも車を運転したいって実家でやってたらダサいって馬鹿にされるしやな、母親なんか初めての車を爺ちゃんに買ってもらってたくせに、初めての車を自力で買う苦しさがわからんのだ」
ここまであらゆる環境を批判していた俺だが、今度は自分自身に対する批判が強まる。「車好きならなんで東京なんかに進学するんだ、東京なんかに行くから金が無いんだ、バカじゃないのか」を3回くらい繰り返す。「バイトの面接にも受からん俺がどうやって就職するんだ、その不安だってある。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって言うけどな、下手したら、下手な鉄砲は撃つだけ無駄じゃないか。そんな想いはいままでいくらだってしてきた」
「夢があるからこその辛さってあるよな、別に虐待受けながら育ってきたわけでもないし、もっと厳しい生活をしてきた人はたくさんいる。そういう人たちは人並みの生活を夢見るのかもしれない。でも今あるものと望むものはみんな違う。夢ってことに変わりは無いんだ」
ここで30分が経過。続きは第3章へ…。