タイトルの「失敗を成長の踏み台にする」は、このことは理解できても、

      実際に自分の立場になると、痛みと損失などが伴ない難しいかも。

     人の判断基準の一つに「損得」があるので、これを乗り越える意識が、

     とても重要になります。

 

       

 

     

                                   2021年3月2日

        

        

 

        岸英光著『失敗する子は伸びる』(小学館2012年)

          ころんでも自分で立ち上がれる子に育てる

 

  p16 失敗を避けて、行動できない子どもや若者たち

   こういう子どもや若者には「打たれ弱い」という共通した特徴があります。

 

  p18 ころばせないで、先回りしてしまう子育てが原因

   親が先回りしてお膳立てしたり、子どもの責任を肩代わりしてしまったら、

   子どもは依存的になり、失敗する機会が減り、学ぶことが少なくなっていく

 

  p40 失敗から学べること。

     まず、困難に耐える「ストレス耐性」がつく

 

  p48 失敗してこそ、他人の痛みがわかり、感受性豊かな人になれる

 

       2012年3月31日に、アマゾンにレビューを書きました。

   タイトル「失敗の先にある成長を期待したい。」(10人、役に立った)

 

    ※ 昔、アルバイト先の知人の言葉を思いだします。

    「ここの人たちは、失敗から学ぶことがないから、成長しないよ」

 

       彼の高校の先輩には、劇作家の寺山修司がいました。

       今、青森県立青森高等学校の卒業生の名前を見て、

       作家の太宰治、医学者の安保徹に、嬉しい驚きでした。

 

    

 

             2020年10月26日

 

       2008年9月23日に、アマゾンにレビューを書きました。

       タイトル「欲求の五段階説に出合う。」(45人、役に立った)

 

  p98 マズローによれば、成長はある程度の苦痛と悲しみを必要としており、

     私たちは、子供あるいは大人を、そうした苦痛にみちた、しかし必要な

     経験から常に保護したりはしないことを学ばなければならない。

                   

     子供の頃の遊びの冒険から、僕は、たくさんのことを学びました。

     危険に直面した時の瞬間の判断力だったり、知的好奇心の世界、

     痛みや損失を体験しながら、大人になってきました。

 

     木の上に秘密基地を作っている時、床が落ちた瞬間の緊張感を、

     今でも思いだすとドキドキします。

     この11歳の体験は、楽しみでもあったけど、恐怖感もあり、その

     ひとつひとつが、思考力を育ててくれています。

     安心・安全のヘルメットをつけて遊ぶ感覚とは、違う気がします。(笑)

      

         思春期に「失敗」を回避した脳は、

       人生が他人事になる。

        

       黒川伊保子(奈良女子大学理学部物理学科卒)の言葉

 

 

 

              2020年1月28日

 

              2023年5月14日

 

             七転び八起き