年齢を重ねると、血圧の話題に触れることが多くなります。
健康診断で、「ちょっと高血圧ですね」の言葉から、
それが、その後の日常生活を左右するほどです。
「あなたは、どうですか?」
30歳を過ぎた頃から、健康と栄養と運動の関連性を考えるようになりました。
最初の気づきは、「いつも眠くなるのは、なぜだろう?」からです。
これは、極端な運動不足で、脳の酸素が不足していたと知りました。
その後、ビタミンCから始まり、亜鉛、アミノ酸、アスタキサンチン、
フコイダンなど、人の体と栄養について本を読み漁りました。
血圧の薬を5年ほど飲んでいたけど、スティーブ・ジョブズが亡くなった頃、
その頃から、思考力と薬を考えて飲んでいません。
アルギニンのサプリメントを半年ほど飲み出して、集中力と思考力が回復した
ことを、実感しました。
キッカケは、「簡単な問題を読む気力がなくなっていた」ことの気づきでした。
「アルギニン」が「カフェイン」の覚醒効果を増強する - 常盤薬品が確認 |
会社の健康診断は、実施されないと罰則規定があるそうです。
健康診断の実施は企業の義務。福利厚生、健康経営の推進としての健康診断 | 福利厚生のRELO総務人事タイムズ (reloclub.jp)
健康診断は、とても素晴らしい仕組みと思います。
問題は、そのあり方が問われることが、顕在化してきました。
大櫛陽一(東海大学医学部名誉教授)著
『「血圧147」で薬は飲むな』(小学館2014年)
健康基準を厳しくして「病気」を増やすのが、
健康診断のカラクリだった。
この本は、製薬業界にダマされないで、
長生きするための処方箋だ!
p48 薬で血圧を無理に下げると脳梗塞になる
p56 降圧剤によって事故を起こしやすくなる
高橋健一(東京警察病院・多摩分院……病院長)監修著作
『完全図解 からだのしくみ全書』(東洋出版1991年)
p87 血圧は、どれくらいが標準なの?
一般的な、WHO(世界保健機関)の血圧の基準は、60歳以下で、
上の血圧が160以上、下の血圧が95以上を高血圧症としています。
現在(2019年)、血圧の基準値は「高血圧基準値を140/90に維持、
合併症のない75歳未満は130/80未満へと強化」とあります。
(日経メディカル記事より)
5年ぶり改訂、高血圧治療ガイドラインが発表:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
健康診断の時代背景は、1929年の大恐慌時代の経済対策として、
アメリカで誕生したものでした。
ロバート・メンデルソンの『医者が患者をだますとき』で知りました。
2013年6月9日に、アマゾンにレビューを書きました。
タイトル「アメリカの医療現場の問題と矛盾の批判書。」(22人、役に立った)
健康を守る判断基準は、自分で命を守る視点が重要な時代です。
健康診断の基準の匙(さじ)加減の推移から、その歴史的背景を知りました。
「あなたは、どのように思われるでしょうか」
最近、健康診断に対する警鐘の雑誌と書籍が出版されています。
ビジネス誌で最高に評価されている
『プレジデント』(プレジデント社2020年10月30日号)
特集「名医12人が告発! 要らない健康診断」
p19 和田和樹/最高血圧160~170、これが私の最近の検査データです。
『週刊朝日』(2020年11月20日号)
「医師たちが明かす不要な検査一覧 要らない健康診断」
p16 かつて、日本人の年齢別血圧は「最高血圧=年齢+90」までが正常と
されていた。
近藤誠/和田秀樹著
『やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」』(SB新書2018年)
血圧を考え、学び、
大切な家族と自分の命と思考力を守る。