今、昔の中国思想に関心を寄せています。
10代の頃に、「論語」は読んだけど記憶していません。
好きな言葉が、ひとつだけ心に、いつもあります。
吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。
四十にして惑わず。五十にして天命を知る。
六十にして耳順う。
七十にして心の欲する所に従えども、のりをこえず。
人生を生きる指針のように、心に響いた言葉です。
15歳の時、筒井康隆の小説『時をかける少女』を読んでから、
本の虫になりました。
2018年12月16日
安岡定子著『みんなの論語』(講談社2010年)
彼女は、陽明学者の安岡正篤(やすおかまさひろ1898~1983)の孫。
正篤氏は、思想家の陽明学者としては、最後の著名人かも知れない。
2011年に、NHKラジオ第1の村上信夫さんと神崎ゆう子さんの
番組「ラジオビタミン」に「ときめきカルチャー」のコーナーがありました。
安岡定子の「こども論語塾」は、いつも楽しみでした。
今、2011年6月23日の録音を聴きながらタイプしています。
「紫陽花のような安岡定子さん」との僕のメールを読んで頂きました。
数年前から、江戸時代の藩校に関心を寄せています。
1945年、アメリカの占領軍に禁止された事項を思いだすと、
それが一時的でも、教育の本質部分が、
骨抜きになったかも知れないと、
関心を寄せれば寄せるほど思うようになりました。
幕末から明治維新まで突き動かした思想が、陽明学です。
2020年7月8日
論語は、人の道を説く。
孟子は、人の社会性を読み解く。
孫子は、乱世を生きる知恵の宝庫。
教育は、この三位一体にある。
白虎隊の剣舞を、小学校の修学旅行で福島に行った時、
夕食の前に、大広間の舞台で見ました。
舞っている女性の指先の力強さに、驚きました。
時代の波に飲み込まれた少年たちに、涙しました。
この剣舞を見て使命感という言葉を、思いだしました。