あなたは、に興味を持ったことがありますか?

       母の思い出の話しを聞くと、いつも、いろいろな石が、

       僕のポケットに入っていたそうです。

       あなたは、どうでしたか?

 

      小学1年の時、父が小学校の校庭で作業をしていました。

      大きな石の標本が、一区画に設置されていました。

      小学6年の時、学校に砂場を寄贈していました。

      この頃は、遊びに夢中で、このことに関心はなかったのです。

 

      ある時、山で遊んでいて、「金」を発見しました!

      父に、それを見せたら「それは、黄鉄鉱だよ」と教えてくれました。

      その時、父親の姿に、ちょっと尊敬しました。(笑)

 

    採鉱冶金学(さいこうやきんがく)を学び、戦時中は鉱山の技官として、

    鉱物の採掘に日本の未来を重ねていたと話していました。

    父の学んだ学校は、戦後、ソウル大学校に組み込まれたと聞いています。

    2年ほど、名古屋の二つの大学で、港湾土木の講義をしていたとのこと。

    これを知ったのは、かなり大人になって、思い出として聞きました。

 

    15歳までは、勉強に、まったく関心がありませんでした。

    妹が優秀だったので、両親は、そちらに期待していたしね。(笑)

    本を読み始めたのは、15歳の春頃。

    筒井康隆の『時をかける少女』が、その後の読書人生になりました。

 

    『時をかける少女』は、世代を越え続ける。 2019年12月16日

 

      

 

   キャロル・オーティス・ハースト文 ジェーイムズ・スティーブンソン絵

       『あたまにつまった石ころが』(光村教育図書2002年)

 

       子どもの頃から、いつも石に関心を寄せている主人公が、

       大人になっても石に夢中で、大不況で仕事がなくなったけど、

       ある出会いから、その後、博物館の館長になるまでのお話。

 

       数年前から、この本を探していたけど、見つからなくて。

      『小さな恋のメロディ』のカセットテープブックを探していたら、

       偶然に見つかって、読み返したら、この物語の幸せな気持ちに、

       泣きそうになりました。

       夢中になる幸せな気持ちを教えてくれました。

 

       この本は、とても大切な1冊です。

       佐々木マキ著『やっぱりおおかみ』と同じくらいです。

       生きる姿勢が、ここにあります。

 

 

         石の写真は、黄鉄鉱(おうてっこう)です。

 

      

   堀秀道(ほりひでみち1934~2019)著 鉱物学者 東北大学博士(理学)

           『楽しい鉱物学』(草思社1990年)

           『楽しい鉱物図鑑』(草思社1992年)

 

 

 

         石の世界に夢中になる幸せもある。

 

 

      

 

          今日を描く。 日常生活の一場面の絵です。

            10年ぶり以上に、左手で描きました。

        サインも、左手だけど、なぜか?指先に勢いがあります。

 

              財津和夫 「一枚の絵」