学び方を、学ぶ。

 

              勉強って、好きですか?

                楽しいですか?

            僕は、子供の頃、教科書を見ると、

      パブロフの条件反射のように欠伸(あくび)をしていました。(笑)

         勉強が好きな人の気持ちが、理解できませんでした。

 

          15歳から、読書は日常生活の一部になりました。

        食事が生きるのに必要なように、情報を吸収しています。

 

            勉強と読書のキッカケがあります。

    14歳、中学2年の時に国語の教科書にあった魯迅の『故郷』を読んで、

    「このままトム・ソーヤーではいられない」と思いました。

    15歳の時、NHKテレビドラマ「タイムトラベラー」を見て、その原作

    『時をかける少女』を、そこから本が大好きになりました。

 

       

 

 

     この本の帯の素敵な女性の瞳に魅了されて、書店で手に取りました。

     その後、読み終わって、この本の写真を見たら、山口真由さんの

     瞳に、勉強と闘っている炎を感じる緊張感がありました。

 

 

          山口真由(やまぐちまゆ1983年生まれ)著 

            弁護士、ニューヨーク州弁護士

      『東大首席弁護士が教える7回読み勉強法』(PHP2014年)

 

 p131  サラサラ読んで数を打つ!必勝の読書法「7回読み」

   初対面の人と挨拶を交わして、いきなりその人を理解するのは至難の業です。

     (中略)それを何度も繰り返すと、文章との間に親密が出てきます。

  難しい言葉でもすでに1回目で目にしているので、「ああ、さっきのあれだな」

  と思えます。回数を重ねるごとにその頻度が増えて、知り合いはだんだん慣れ

  親しんだ「友人」、そして信頼に足る「親友」へと近づいていきます。

  7回読みは、そのための作業です。

          

   山口真由さんの本を読んでいると、勉強と闘っている感じが伝わってきます。

      p64「食事と入浴、睡眠以外は、すべて勉強時間」とあります。

     「勉強とは何か?」を考えるキッカケになります。

 

 

 

   黒川康正(くろかわやすまさ1950年生まれ)弁護士、公認会計士、通訳

             『独学術』(ごま書房1986年)

  p52   家族との団欒時間は、〝必要経費〟として、最初に落としてしまう

 

  p65-96  よき教材こそ最良の教師 

      先生以上の効果があがる、本やテープの選び方、使い方

     1 独学成功の秘訣は教材選びにあり

     2 なぜ、本が最高の教材か

     5 教材は、わからなくても最後まで目を通せ

     10 とりあえず前へ進めば、やっかいな〝虫〟も撃退できる

 

     「学び方」を学ぶことから始めると、道に迷うことがない。

      7回読みは、理解することの始まりです。

      記憶する作業は、100回、500回、1000回と必要なこともあります。

      この体験がないと、次の段階を乗り越えることができません。

 

              2020年6月26日

 

              2022年6月26日

 

 

         一芸に秀でる者は、多芸に通ず。

 

    

 

               友井総合研究所

            http://www.tomoisoken.com/

 

 

      「学び方」について書いている時に思ったことがあります。

     「未知の世界を研究・発見すること」と「新規の顧客の創造」は、

      同じくらい難しい。

         昔、ある損害保険の営業の方と話している時、

       「商品知識を勉強するより、営業は桁違いに難しいです」

        と話されていました。

 

     経営の神様と言われたピーター・ドラッカー(1909~2005)の

     「企業の目的は、顧客の創造である」の言葉が思いだされます。