厚生労働省の有識者懇談会が、健康対策の一環として、2020年までにたばこ、酒、砂糖などへの課税強化を求める提言案をまとめた。
このニュース発表では、現医療費47兆円の削減のため、を併せて目標に掲げていた。
この提言に タバコや酒については兎も角として、『砂糖に課税』提言には「唐突にそこまで言うのか!」と思いました。
何故そこまで言ったのか? その一つの理由に、2009年にアメリカで決議された事例が影響を与えていると思った。
砂糖の過剰摂取(他にもジャンクフードによるカロリー過多)によってアメリカの子供たちに増え続ける肥満・心臓疾患などを憂慮して、クリントン前大統領が大手飲料販売会社に公立学校で甘い炭酸飲料の販売を中止させることに成功した。
二つ目に、これまで表に出なかった事例も影響を与えたのだろうと直感しました。それは分子整合医学的に訴える「低血糖症」への理解が厚労省にも医療界にも得られず、平成21年に当時の舛添要一厚生労働大臣宛に『機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める要望書』 なるものを提出した方々がいた。(インターネット情報からこの要望書コピーが削除されているため、その全文、並びに、署名者の方々をお知らせできません。)
概略を記しますと、砂糖の摂り過ぎから始まる様々な身体症状、精神・神経症状があるのですが、現行医療ではその発症原因が不明と思われている。病院で診察を受けても内科では、体に異常がないので原因は心の問題なのでしょう、と診断される。それでも患者が症状を訴えると、心療内科や精神科を紹介されるのが常である。
紹介先の医師からは、パニック障害・神経症・うつ病・統合失調症など精神疾患と診断されて、精神安定剤・抗うつ剤・向精神薬等を投薬されていることが多い。
この二点に砂糖が関与しているとしても、ここに課税しただけではそうした患者の治癒には結びつかず、また、肥満や成人病の抑制、医療費削減に寄与する抜本的政策には至らないだろう、と感じました。
http://ameblo.jp/vitamin-receptor/entry-11576052439.html
←過去記事ですが、「機能性低血糖症」参考に読んでみてください。
また続きを記したいと思います