精神の病(統合失調症)が栄養で直った | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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病気が治るとはどう言う意味か?

ずっと以前、近所の内科クリニックで血液検査をお願いしていた。それは、相談に来る方たちの健康状態を観るための自費検査でした。その都度、院長とお話することもあった。

あるとき私は、心房細動が栄養で直った話をした。医事評論家の生天目昭一氏が、5年生存率10%と云われる2度の原発がんから、抗がん食品を摂ったらガンだけではなく、治らないはずの心房細動も直った、と言うお知らせをしようと思ったからである。(心房細動とは、心房の中に異常な電気回路 がたくさんできて、心房に不規則 な空打ちが生じる不整脈 です。心房細動がおこると、心房が1分間に300から500回ほど電気的に興奮して細かく動くために、この侭死ぬのではないか?と云う恐怖に駆られる方も多い。無自覚無症状の方もたくさんいます。)

医師は「そんなものは薬で治る病気だ!」と突然、興奮しながら言い放った。

私は、ああ、そうですか・・・と話を止めた。心の中で(そうなのか、医師にとってこの酷い不整脈の症状そのものが病気で、病気の原因は心房細動と言う病名のことなのだな。そして、薬で症状が治まることを『病気が治る』と思い込んでいるのだろう。) と感じた。この時に、近々、この医師ではなく別の病院で検査を引き受けてくれる処を探そう、と思った。


2年後に通りかかってみると、そのクリニックは締められた。近所の人に聞くと、なんでも院長先生は心臓の病気だったとか、と教えてくれた。

臨床現場で病気を治すとは、症状を治めることを意味しているのだろう。タイトルに統合失調症は栄養で直る、と書いたのは『体を元通りに直すという意味』を理解して欲しかったのです。

本題です。

精神科医療の大方の考え方として、統合失調症は、適切な治療を受けることで症状が軽くなり、完治を目指すことが出来ます。ただ、途中で治療を止めるということは、逆効果となって悪くなってしまうことがあるので、病院に通って治療を続けましょう。また、再発することも多いので、薬を飲み続けるようにしましょう。・・・と勧めている。


病院で統合失調症の治療を継続する場合は、患者は抗精神病薬を飲み続けることを意味する。つまり、統合失調症は直るのではなく、症状を押さえておくことに期待するためです。これが医療の考え方なのだと思います。

患者は「病気が元から直って欲しい」と願っているのですが、その心の声が臨床医の胸に響くことはない。

では、統合失調症を直す為にはどうしたら良いのだろうか?

脳内では、タンパク質やビタミンなどによってつくられた神経伝達物質が、脳内の神経ネットワークをかけめぐることで、記憶、感情、考え、判断といった心が生まれる。この栄養の欠乏は、決定的に人の心を狂わせてしまうことになります。

と云うことから、栄養の欠乏から統合失調症がおこると理解できます。しかし、生体内で造られる筈のない向精神薬が欠乏したから統合失調症になった、という訴えは、患者にも医師にもないだろう。

エイブラム・ホッファー博士。

 カナダ在住の精神科医で、医師になる前は 生化学者でした。

博士は投薬や精神分析だけでは統合失調症を治すことは困難と考え、ナイアシンを中心とした分子整合精神医学を確立されその後の治療に大きな影響を与えました。

1952年、統合失調症にたいするナイアシンの有効性を二重盲検試験で証明されさらに1966年、機能性低血糖症と精神疾患の研究を行いました。

 2005年末まで、カナダのビクトリアにて多くの患者の治療に関られ、 この治療法の啓蒙と後進医師の指導を行っていましたが、2009年に91歳で亡くなられました。

50年間の治療の中で、5,000人もの統合失調症患者・激うつ患者を、向精神薬を使わずに、栄養で治癒させた実績は全世界で今まで他に類を見ない。

続きます