平穏無事が一番の幸せ | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
物売りサイトじゃないです。
よろしくお願いします。

 

先月15日に背中の痛みを訴えだした妻です。

勿論、家事は何も出来ません。


二日後の17日に有明のクリニックで、胸椎6番の圧迫骨折と診断されて、骨転移の痛みではないことが判明しました。痛み・苦しむ妻の状況に、骨転移であれ、骨折であれ、どちらが良いということではありません。

痛がる女房殿をみているのは辛いものです。



朝起きて、朝食の支度(居候猫の餌遣りも入る)・食後の片付け・部屋の掃除・洗濯と物干しの手伝い・・・それが終わらないと私の仕事は始まらない。

(今まで長きにわたって、女房殿が毎日してきた家事労働は地道だが、欠かせない仕事だったことを実感している。)


さて、仕事に出かけるか! と思うと、1時間半ほどで昼食の支度をしなくてはいけない。妻と一緒にお昼ご飯を済ませると、また後片付け・食器洗い、それから2時間も経つと洗濯物の取り込み、夕飯の買い出し、夕食の支度、庭木への水遣り、風呂の準備と入浴&浴室の拭き取り掃除、そして、夕食を作り自分は晩酌(←これは欠かさなかった。)


こんな生活が半月続いて、今ようやく、妻も動けるようになってきた。でも、動けるといっても今までの2割か3割の動きしかできない。(動けない妻に愚痴を零しているのではなく、私が妻から目を離すと動き出して何をしでかすか判らない妻なのです。・・・全部おとうさんにしてもらうのでは申し訳なくて・・・そう言う。)



それはよく言えば献身的な頑張り屋の妻なのですが、はっきり言えば、病識のない奴! 医師に家事労働を止められているのにね。

私もそれを止めるのですが、「そんなこと言っていたら、何もできない!」と不満を言う人なのです。

何もできないのではなく、「やっちゃいけません!」 と、ドクターストップが掛かっているのを理解していない。本当に 困った人です。



ですが、この処、妻の動き方がスムーズになりつつあります。前屈みの姿勢で歩いていのが、少しずつ背が伸びて、歩みも早くなり、台所でちょっとずつ調理もできるようになってきた。一週間前にはできなかったことが、日一日とできるようになり、痛い、と叫ぶ声も減り始めています。


妻の様子を観察しながら、「きっと、明日は今日よりも良くなるだろう♪」と期待できるようになってきました。



平穏無事が一番の幸せ・・・そのささやかな幸せを実感している。