原因があるから病気は発症します・・・その3 | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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シンドロームBの症状を再掲します。  手足の冷え・呼吸が浅い・眼の奥が痛む・動悸がする・頻脈・狭心痛・手足の筋肉の痙攣失神発作・月経前緊張症・手指の震え・締め付けられる頭痛や片頭痛・発汗(特に冷汗)・顔面蒼白・体重減少・胸痛・便秘・立ち眩み・意識障害・痙攣・目前暗黒感・日光が眩しい・甘いものが無性に食べたい・胃腸が弱い・口臭・溜息・生あくび・異常な疲労感・起床時の疲れ・日中、特に昼食後の眠たさ・集中力の欠如・眩暈・ふらつき・物忘れが酷い・眼のかすみ・・・etc.



患者が症状を訴えても、医師から「どこにも異常は見つかりません。」と云われると、患者の気持ちは複雑になります。


こんなに辛いのに、病気はないのか・・・と安心する一方で、心臓が痛かったり、失神してしまうこともあるし、酷い動悸や意識が薄れることだってある。気が狂わんばかりのこともある。こんなに異常な状態でも異常は見つからず、自分は正常なのか?!・・・ ←患者たちの声です。




これらの症状を訴えても、「どこにも異常は見つかりません。」 と云う医師には、それ以上の訴えをしないほうが得策かもしれません。


だって、検査しても解らない、と云うのですから。訴えを繰り返しても、医師は、一つ一つの症状に合致する病名を下し、治療は、それに適応する投薬しかないのですから・・・。


お薬を出さない場合は、「体には異常がありません。きっと、心の病なのでしょうから、心療内科、か、精神科をご紹介します。」と、お定まりの診断が下ります。そして、やはり原因に届くことのない、精神安定剤・睡眠薬・抗うつ薬・向精神薬などを勧められるのでしょう。


それで治れば良いのですが・・・そのような導きを望まれるならば、素直に従われるのが宜しいかと思います。



私だったら御免こうむります。



では、どうしたらいいのだ!・・・?


これが心の叫びだと思います。



その叫び声を平成21年に訴えられた方々がいました。


厚生労働大臣 舛添 要一 殿    


機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める要望書



血糖調節異常により発症する「機能性低血糖症」は食生活の不摂生により起こるとされており、特に糖の過剰摂取による膵臓機能の障害、アルコール、タバコ、コーヒーやカフェイン含有清涼飲料水の過剰摂取、精白炭水化物や動物性タンパク質の過剰摂取、ビタミン・ミネラルの摂取不足、ストレスなどが主な原因とされております。


糖尿病診断に用いられている常用負荷試験および耐糖能精密検査は2時間検査が一般的におこなわれておりますが、糖負荷後、空腹時の1.5倍以上に上昇するはずの血糖値が上昇せず変化のない平坦な曲線を描く「無反応性低血糖症」や、4時間経過後に血糖値が急落する「反応性低血糖症」などもあることから、精度を高め「低血糖症」を診断するためには5時間かけて検査をおこなうことが必要です。さらに膵臓の機能障害の程度を診るためにインスリン値をも調べることが必要です。



理性を司る脳への血糖補給不足に加え、内分泌系や自律神経の混乱、アドレナリンやノルアドレナリンなどホルモンバランスの異常により、うつ、ひきこもり、不登校、出社拒否、家庭内暴力、痴呆や多動、発達障害等、実に様々な症状を引き起こすことが知られておりますが、「低血糖症」に対する認識不足から他の病名診断がされたり、性格や能力と判断される現状にあります。社会を不安に陥れる動機不明な残虐な事件の原因でもあると思われます。


「低血糖症」を改善するための治療方法として、分子整合医学にもとづく食事療法と栄養療法、運動療法などがあげられます。抗精神薬だけで完治しなかった方々が、5時間の耐糖能精密検査に基づく「低血糖症」との診断と治療により完治している数多くの事例があります。



このため「低血糖症」の普及啓発が図られるよう、国に対し以下の取り組みを要望いたします。



1、機能性低血糖症についての医学研究の進展と分子整合医学に基づく治療法の普及にむけ国として調査研究していただくこと。

精神疾患なども、低血糖症治療による治癒例が多く、この病気の解明により国および患者の医療費軽減をもたらすものと思われます。



2、低血糖症診断の為に5時間の耐糖能精密検査を保険適用の対象とすること。

耐糖能精密検査が通例、糖尿病診断のため2時間でおこなわれておりますが、4時間を経過してから低血糖に陥る患者が非常に多く確認されており、少なくとも5時間の血糖とインスリンの経過をみることが必要とされます。



平成21年1月23日

○○○症治療の会理事長 ○○ ○○

同顧問 ○○クリニック院長 ○○ ○○

同顧問某大学名誉教授 ○○ ○○

某大学医学部第3内科教授 ○○ ○○

某 県 某 市 市 長 ○○ ○○


(要望書に連名された方々の氏名・団体名は伏せさせていただきました)



上記、機能性低血糖症は未だに医学事典にも載らない病名です。元を正せば、食事や嗜好品の過ちから始まる病ですが、栄養療法でほぼ完治します。検査も診断基準も治療法も、国が指針を示さないために患者は増える一方です。