自分がガンに罹ったら・・・11 | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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「がん」をどのように理解するかで、(医師も患者も)がん治療選択は変わります。

昨日の続きですが、検査の結果でガンを宣告され、説明がなされて、治療承諾書を求められた時には、患者には是か否しか選択肢はないのです。

私は、是・否を決める前に自分なりに考えたくて「考える時間を戴きたい。」と申し入れる。

世間一般では、医師の治療方針を受け入れて、ガンを治したい、と云うのが圧倒的多数の意見です。それなのに何故私は、皆様と違った考えを持つのか? その理由は、アメブロの過去ログに集約されると思います。重複を避けるためにも ↓ をお読みください。


癌  2013-08-26 17:59:29  テーマ:高濃度ビタミC点滴療法 (←の高濃度ビタミンC点滴療法Ctrlキーを押しながらクリックで開くと思います。)

私は、昨日記したような状態でガン宣告されたとしても、手術、化学療法は受けずに栄養療法を選択する積りでいます。

病態にも撚りますが、手術はガンを転移させる切っ掛けを作ります。このことは、どのガン専門医でも理解していることです。術後転移したガンは、数万~数百万個のガン細胞の塊となって、血行転移かリンパ管転移の形をとります。手術ではそれを捕捉しきれないので、補助療法として抗がん剤(場合によっては放射線治療)を使うわけです。



その治療をしても、他所に散り始めたガン細胞を抗がん剤で消すことはできません。医師はそれを理解しています。(患者に問われない限り、それを言わないけど・・・。)

それでも執拗に化学療法を勧めるのが今のガン治療です。


問題は、化学療法(抗がん剤)による侵襲性の大きさです。点滴投与であれ、経口投与であれ、抗がん剤の働き方は、体内に大量の活性酸素を発生させてガンを叩きのめすようにデザインされています。

その結果、化学療法をすると、ガン細胞だけではなく全身隈なく活性酸素で傷め付けてしまうことになります。これが副作用と云われているもので、細胞の修復が早い場所から副作用は現れます。(修復スピードは、腸の粘膜は3日、皮膚は28日、ですから、下痢が最初に始まり、毛髪が抜け、後に白血球や血小板が減少して免疫が低下していきます。)


もう一つの大問題は、化学療法でガン治療する場合に、抗がん剤が効く、と云う意味は、ガンが消えるということではなく腫瘍が一定の縮小率に達すれば「抗ガン剤が効いた」と認められていることです。しかし、それ以上に腫瘍を小さくする為に抗がん剤の投与量を増やすと、宿主(患者) の生命が絶たれる危険があります。

ですから、ガンが小さくなったら抗がん剤投与を中止せざるを得ません。(この状態で、医師は患者にガンがこんなに小さくなりました。抗がん剤が効いて治療が成功しました、と説明します。)


これはある意味で、患者に喜びを与えて、それはいかにも治療が成功したかのように聞こえます。


めでたく退院となり、半年、一年後にガンは再び大きくなり(再発)、また抗がん剤投与するのですが、もう前回使った薬は使えません。ガンが利口になり、薬に耐性ができてしまうのです。



こうなると、ガンは悪性度を増して、増殖スピードが上がり、転移ガンへと変化して、更に別の強い抗がん剤へと切り替えなくてはいけません。ガンは小さくなりますが、当然、副作用はもっと酷いものになり、免疫力は更に低下します。そうして再びガンが大きくなり、そうなるとどんな薬も効かなくなります。



これをガンの多剤耐性と云います。治療医はこんなこと、理解しきっています。



自分がガンに罹ったら、化学療法は選びたくない理由の一つです。・・・但し、私だったら、と明記させていただきます。


癌  2013-08-26 17:59:29  テーマ:高濃度ビタミンC点滴療法
でご紹介した、ライナス・ポーリング博士がご自身のスキルス胃癌に対して、栄養療法で8年間維持して、最後まで精力的に仕事を続けられましたが、ポーリング博士の強い信念は、博士が語った次の言葉が基盤になっています。


『体の機能は体内物質の分子濃度に影響を受ける。これらの物質の至適濃度は、日常の食事や遺伝子に制御されている生合成では決して得られない。ビタミン欠乏による症状は、臨床症状出現よりもかなり前から潜在的な症状がみられる。』



僅か一年ほどで命を奪いかねない恐ろしいスキルス胃癌を患って、8年間も生活の質を落とさずに仕事に勤しんだポーリング博士だからこそ云える言葉だと思います。

ガンを治療してはいけない。治療すべきは体です。




次回、高濃度ビタミンC点滴療法を記して、このテーマを閉じたいと思います。