栃木くんのガン、肝臓にも転移 | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
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9/26の造影CTではがんが否定されたものの、12/19、クリニックで肝エコー検査ではがんを疑う、との所見がでました。その理由は、3ヶ月間で1センチの大きさだったものが2センチに変化したので、急速に大きくなったこの塊はがんであると思います、とのことだった。


1221日のブログではここまで記しました。

会員制クリニックの医師は、20133月~6月までに肺転移したガンは、10mmから13mmに成長しました。しかし、その後9月の検査では成長が止まっており、肺転移しているがんはこの侭、栄養療法、ビタミンC点滴の継続で様子を見て良いと思います。

しかし、今回1219日の腹部エコーでは肝転移らしき20mm程の影が写っています。

9月の造影CTでは10mmの影はがんではないだろう、とのことでしたが、3ヶ月間で20mmに成長している今、がんを疑って、放射線で消しておく必要があると思います。



栃木君は放射線療法について質問した。

「入院になるのか、通院なのか」・・・通院です。3日間ほどでOKですよ。

「地元でできるのか」・・・手術元の病院、あるいは、地元の県庁所在地の大きな病院か、都内でご紹介もできる。




私からも質問してみた。

「手術元の病院では肺転移の腫瘍も一緒に叩く為に、化学療法を強く進められるのではないか(栃木くんは抗がん剤の治療を避けたいと思っている。)・・・それは仰るとおりだと思います。なので、肺転移した腫瘍が大きくなっていないので、肝転移したがんだけを叩きたい、としっかり説明してください。

「地方と東京では技術の差があるのでしょうか」・・・技術というよりは、機械の質なのです。放射線療法は、最新の機器を揃えた病院が勝りますから。




栃木君は医師に唐突な質問をした。「俺、あと何年くらい生きられますか。」



恐らく、医師にもその答えは見つからないと思います。何故そのような質問をするのか、話を逸らしたかった。




「正直言って、倅がまだ国家試験浪人で無職・無収入な上に、まだお金が掛かる。自分の就業年数と寿命について、家族とはきっちり話ししていないし、どのように話ししたら良いか迷っているので。」 と云う。



医師は、「それは、はっきり言っておいたほうが良いですよ。自分は明日死ぬかもしれないし、5年後か、10年後か、それも判らない。ご長男には、自分の進路を、早く、しっかり決めなさい。そう言ってやって下さい。」




困った話になったものだ・・・・。



私は仕方なく「栃木くん! そんなこと考えていたら病気になっちゃうよ~」・・・医師と栃木くんが笑っていた。



彼はたまたま、6日後の1225日に手術元の病院で、造影剤全身CTを受ける予定があったので、その結果を聞いてからまた相談する、ということでその日の診察を終えた。






帰りの車は彼と二人きり。それは、帰り道、悩む彼と今後の話に及ぶだろう、と思うと少し気が重かった。




医師と彼について話ししたことがあった。



私は「転移ガンを告げられた彼が、別に驚かなかった、と表現している。そして、診察室でも何事にも動じない様子を、彼は演技しているようにしか見えない。むしろ、そのことが心配です。」

医師は「そうですよね。きっと、一人、ストレスと闘っているように思います。」



帰り道に彼は「あと7年 いや 5年、元気で働ければ良い って強がりを言っているけど、本当は、このガンが治ってくれたら・・って思っている。」




彼は、ようやく本音で語り始めた。


1225日の検査結果が27日に出て、手術元の病院で医師から説明を受けることになっていたのだが、病院の対応は彼をがっかりさせた。




またお知らせします