がん、そして、リンパ節転移 | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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 浸潤性乳管癌となると、既に、がんは全身転移していると理解しておいた方が良いです。・・・とK先生から教えて戴いていた。
 この言葉が示す意味、私はしっかり受け止めていた積りでした。しかし、時が流れるに連れて気が緩むものなのでしょうね。術後、一年、二年、と検査結果が何事もなく過ぎると、ついつい気を緩めてしまう。三年後を迎える頃、家内に、そろそろ定期検査を受けようか、と勧めた。

 「嫌だなぁ~ 行くたびに何か悪いものが見つかるんだもの
 間もなく術後3年なので、しっかり検査するように促しながら、メディカルスキャンニング(最先端のMRI,CTを使った画像検査・診断専門のクリニック及びネットワーク)にて両乳房造影MRIと血液検査を受けた。2013年1月のことでした。この時点で、乳がん転移の兆候はなく、血液検査でも健康度を診る栄養状態は維持されていました。

 会員制クリニックの医師の問診時に、家内が少し咳き込むことがあるので肺のチェックを申し出た。(家内は嫌な顔をしていた。)

 温かくなり始めてから検査したいな、と家内が云うので少し間を置き、2013年3月に胸部CTを撮ることになった。検査の結果、膵臓に白い影が映っていると報告を受け、メディカルスキャンニングの医師はそれを『膵がんの疑い』、と報告書に記してきた。会員制クリニックの医師は違うのでは? と推測した。
 家内は膵臓のがんは怖いことは知っていて、不安で落ち着かなくなった。

 そして4月に造影CTで確認したところ、膵臓の白い影は、がんではなく脂肪の溜まった嚢胞である、との判定が出た。ここまでは良かった。
 処が、同じ画像に今度は、肺に白い影(肺結節)がある、と指摘があった。肺結節には癌性のものと、炎症性のものがある。他に、縦隔リンパ節に腫れの印象がある、とのことだった。
 肺結節もどちらか原因が解らないし、6月か7月まで経過観察することに決めました。

 今年、2013年の夏は、とても暑い夏でした。健康な者でも茹だるほどに。6月も暑かったし、7月も酷い暑さだった。そうしたストレスも手伝って、再検査に目を背けたい家内を感じていた。
・・・検査日程は、もう少し様子を観るか・・・私の想いでした。

 7月末のこと。家内は室内で勢いよく転んでしまった。前のめりに倒れ込んで、その後も酷く痛がる家内。年寄り先生の整形外科に掛ったが、レントゲンでは判らず、肋骨にヒビが入ったと思われる、とのことで鎮痛剤を貰って帰ることになった。その後、一週間ほどが経つと痛みの場所が右わき腹から、背中へと動き出した。

 一ヵ月以上経っても痛みの曳かないことと、痛みの場所が移りだしたことから一つの疑念を持つようになった。そこで、東京の会員制クリニックの受診を予約した。9月17日、肋骨のヒビ? 骨折? 及び、延び延びになっていた肺結節の精査も含めて、メディカルスキャンニングでCTを撮った。