英語をわかるように教えるとは? | vitahiroshmaのブログ

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生徒・学生さんから、英語をわかるように教えてほしい、という声を聞きます。

学ぶ意欲があるので、このような依頼があるものと前向きに理解しております

この「わかるように」とは、どれだけ「予備知識の引き出し」をもっているかによります。

ケース1

A: Look at the baby sleeping on that bed.

B: Oh, very cute! Who is the baby?

ある生徒からの質問:look at のあとは答えでは the になっていたのですが a じゃだめですか?

冠詞の予備知識があるものの、the と a の使い方がわからないようです。一般的には、特定している場合 the、不特定の場合 a となりますので、a にしますと、「あのベッドで寝ている複数いる赤ちゃんの一人を見て」となり、英文自体に問題はありません。しかし、それに対して、Bさんは特定の赤ちゃんのことを言っていますので、そこで話が合わなくなってしまいます。

ケース2

Her wedding ring could be found anywhere.

ある生徒さんからの質問:なぜ couldn't to be found ではないのでしょうか?

受動態(受身形)の予備知識はあるものの、助動詞 can の使い方がわからないようです。助動詞のあとには動詞あるいは be 動詞の原形となることを学習すると、to は不要であることがわかるのではないでしょうか。助動詞ですが、can ばかりでなくwill, must, may もあり、can と同じ使い方であることを併せて学習してほしいと思います。