Visum e naturae     

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北海道の自然を撮しています

ご訪問くださいまして、ありがとうございます。

 

 

 

24回に渡り、私の作品群をご覧くださいまして、

心よりお礼申し上げます😌

 

 

春の花から始まった組写真は、

最後は晩秋のススキで終わります。

 

1枚目は、積丹半島の牧場で撮しています。

撮影の途中、すぐ近くから「ピーッ」と鳴き声が聞こえました。

すぐ近くにエゾシカがいたんですね!

お互いがスッポリ隠れてしまう高さのススキの原ですから、

お互いが見えていなく、気付いていなかったんですね(笑)

「ピーッ」の直後に、今度は「ドドドドドーーー」と、

多くのエゾシカが移動する足音がお腹に響きました。

 

撮影終了後は陽が落ちて真っ暗です。

帰り道の街灯もない道路脇から、

エゾシカがガードレールを飛び越えて、

道路に出てくるのが見えました。

急ブレーキで難を逃れましたが、あのデカイのにぶつかったら、

車がボコボコどころか、人間も無事ではなかったかもしれません。

信号のある横断歩道を、

手(脚)を上げて渡って欲しいものですヽ(`Д´)ノプンプン

 

実際、2018年の秋には、突っ込んできたエゾシカのせいで、

私の車の右側がベコベコになってしまいましたもん(怒)

 

 

2枚目は、日没時のグリーンフラッシュを期待して撮影に行きました。

グリーンフラッシュは、雲が全く無く

夕焼けになりにくいような乾いた空気で、

黄色い大気がそのまま暗くなって行く様な気象条件の元、

高い位置から見られる、日没時の太陽が海に消える直前の、

太陽が緑色に見える、稀な現象です。

 

この撮影場所は高原ですから、すごく期待していたのですが、

そのグリーンフラッシュを撮影するまでの間、

この様なススキを撮していました。

以前にも撮したことがあるグリーンフラッシュを、

再度撮影できると期待していましたが、

残念ながら見られませんでした(^^;

残念で残念で、脳の中には白いフラッシュが頻発してました(笑)

 

最後の作品は、これはもう私の為の作品でありまして、

絶対にウケないと思っていました(笑)

普通見ても、なんだコリャ (・_・? とか、

なんでこんなのを撮すの? とか思うでしょうね(笑)

 

でも、私の中では傑作とまで行かないまでも秀作なのです。

何故か・・・これって言葉では言い表せないのです。

もう感性・感覚・インスピレーション・直感 なのです。

もし、これが面白いと思われた貴方・・・

私と同類の変人です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで写真展 艸木叢林 III の全てを終わります。

最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

 

今後は例のごとく、「ご無沙汰しております」の言葉からはじまる

超不定期なブログ活動になると思いますが、

宜しくお付き合い下さいますと嬉しいです(^^)

どうも、ありがとうございましたm(__)m

 

ご訪問くださいまして、ありがとうございます。

 

 

 

自然写真では、美しく綺麗な花は喜んで撮します。

でも、蕾から落ちた花弁まで、

花の一生を撮すのもまた、自然写真の役割と思います。

 

樹木でも、倒木更新を苗床とした幼木の発芽から、

倒れて朽ちて土に還っていく姿まで、

さらに、落ち葉と枯葉までもが樹木の一生と思い、

自然写真を撮影しています。

 

今回の組み写真の中では、

「植物が作る影」と、

この「水で蘇る落ち葉」が好評でした。

 

1枚目は、主としてカラマツの落ち葉、

ニシキギの葉もありますが、これらの落ち葉が

大き目の池の水面に漂っていました。

 

風が吹くと、浮いている葉が徐々に模様を作ります。

風の強弱で、模様が大胆にまた微妙に模様を変えます。

 

全く急ぐ必要はなく、面白い模様になったら

パシャリとシャッターボタンを押して撮影します。

手応えがありました、良い写真になると確信できました。

 

2枚目は、一番多く売って欲しいと言われた作品です。

ブログの画像よりも、プリントした写真のほうが断然に綺麗です。

 

3枚目は、自分の中では好きな作品ですが、

他の3枚に埋もれてしまって、

評価は少ししか聞こえませんでした(^^;

と言うか、この作品があるから、

他の作品が引き立つと言えるかもしれませんね。

 

4枚目は、殆どの方は気付かないでしょうが、

実は、ちょっと加工してあるのです。

自然写真を損なわない程度に、

ちょっとした工夫をしました。

でも、創作写真ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧くださいまして、ありがとうございました。

#24へ続きます。

ご訪問くださいまして、ありがとうございます。

 

 

 

 

以前は、自然写真とは無関係な、

いえ、無関係どころか全く反対の写真を職業としていました。

 

写真を仕事としていたから自然写真が上手なんでしょうね、

と言われますが、それは全く当てはまりません。

 

写真を職業とする上での、共通する知識や技術はありますが、

それ以外のところでは、違う事が多いのです。

 

例えば、コマーシャル写真家が科学写真をやっても、

その分野の専門知識がなければ使い物になりませんし、

図鑑の写真家がポートレートを撮しても、

やはりすぐには心情的な写真は撮せないと思います。

才能があれば、なくても経験を積めば、

そこそこできるようにはなるでしょうが。

 

私の職業でした医学写真は、見たい必要な箇所が分かれば、

それが良い写真だったのです。

感性も美的感覚も、ま〜〜〜ったく必要ありません。

綺麗に美しくな〜〜んてものは、寧ろ邪魔なだけ(笑)

 

では、私が目指す自然写真はどうでしょうか。

主題だけでなく副題も同時にあれば、より叙情的になります。

色でいえば単色もあり総天然色(笑)もありますね〜。

ボケの活用も素敵でいいですね〜(^^)

私が目指す自然写真は、図鑑的な自然の説明書ではなく、

謂わば、心の表現が全ての世界かもしれませんね。

 

ね(゚゚)(。。) 医学写真と自然写真は、まるで反対の世界なのです。

ですから、医学写真を職業としていたから、

自然写真にも適応できるとは限らないのです(゚゚)(。。)

 

無味乾燥な科学写真よりも、

心が豊かになれる自然の写真の面白さ&楽しさを、

社会に還元する事に喜びがあります。

おこがましいでしょうが、

それが私の、今の役割と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、私自身のための写真を数枚入れておきました。

これは、その中の1枚なのですが、

一般的ではないので、ウケは良くないと思います(^^;

理屈ではなしに、ただイメージを捉えてください。

 

 

 

 

 

枯れたイタドリが逆光で輝きます。

 

 

 

ご覧くださいまして、ありがとうございました。

#23へ続きます。