「恩」って何です?子どもにどう説明すればいい?
漢和辞典の説明では「恩」:1)めぐみ。あわれみ。なさけ。2)いつくしみ。愛情。・・とあります。
漢和辞典の説明では「恩」:1)めぐみ。あわれみ。なさけ。2)いつくしみ。愛情。・・とあります。
国語辞典には加えて「親切でありがたい行為」とあり、解字では「形声。「心」+音符「因」(=下に敷いたものの上に乗る。上から下に力を加える)。恵みを与えて心に印象を残す意。」だとも。(広辞苑第六版)
子どもには分からないでしょうけれど。
気になるのはこの「恵みを与えて心に印象を残す」という行為と動機の関係。
<恩を受ける、恩義を感じる>ことはつまり、上から加えられた力のトラウマが残るということに他なりません。
だからこそ、人に情けをかけるような場合は、決して名乗ったり、気兼ねを感じさせないよう心配りをしなければ、せっかくの高潔な情が不純な動機と誤解されかねないのです。
「恩返し」は、施しをしてくれた方にお返しできれば一番いいけれど、その人から「家族のようにいつくしむ」心を学ぶことができたという「ありがたさ」を、他の誰かに伝えることができたら、それも「恩返し」をしたことになるのではないでしょうか・・。
余談:漢和辞典の音訓索引で「オン」の項にある最後の文字は
「婦(オンナ)」でありました。鶴の恩返しが目に浮かびます。
「婦(オンナ)」でありました。鶴の恩返しが目に浮かびます。
●被災地神戸から 被災地東北へ、届いたでしょうか、熱い想いの形が・・。




