♪公務員の考課基準(中国版) | ◆VISTAの発見◆

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中国の2009年国家公務員採用試験に応募した人は104万人。
採用される人は1万356人で、実際に受験した人に対する採用率1.75%という厳しい競争となっています。

公務員という職業が、安定している上、名誉も高く、将来への発展が見込まれると考えられていることは、一流企業に対しても同じこと。
日本でも同じです。

公務員採用試験に人が集まる理由について、中国政府の人力資源社会保障部 国家公務員局長は次のように言ったとのこと:

「公務員は新聞を読んでお茶を飲んで閑だと思っている人がいるようだが、昨今の公務員は、安閑としているわけにはいかず、何もしないわけにもいかず、勝手にするわけにもいかず、越権するわけにもいかず、与えられた仕事をしないわけにもいかず、何か事が起これば責任追及はますます厳しくなっている」

デリケートな言い回しですが、今までの公務員の仕事振りが伺えて面白い話です。

●中国で言う“鉄飯碗”とは
(=鉄製の割れない茶碗=完全雇用で、失業がなく、賃金は確保、ポストも安泰)の意味

2008年12月2日には国務院が「公務員考課条例」を改定し、「公務員考課が2年連続で最低評価となった者は強制的に辞職させる」制度がスタートしたそうです。

その考課基準がこれ:
徳、能、勤、績、廉