初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ -27ページ目

初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

バス釣りド初心者の中年バサーがベイトオンリーで印旛新川に挑みます。

先日、タックルベリーの中古ワームコーナーでこのようなものを見つけました。



初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-フラ


100円。



なんだかよくわかりませんね。

取り出すとこんな感じです。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-フラ2


ワームの「フラ」ですね。

フラグラブか何かから切り取ったのでしょうか。

これだけを寄せ集めて売った方がいたんですね。

なかなか奇特な方です。





へー、と思いながらその横を見ると、イモ60の中古が同様に売られています。





…ん?

これは。


天がアレを作れと言っているのではないか?




閃いた僕はその2つを購入し、早速アレ作りに取り掛かったのでした。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-イモ


イモ60です。



これをライターで炙って溶接して…、


できました。





初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-なんちゃって



なんちゃってファットイカです。


オリジナルと比べるとこんな感じ。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-比較


若干スリムですが、まぁ誤差の範囲でしょう。

ちなみに重さを計ってみたところ、オリジナル11gに対してなんちゃっては10gでした。


思ったより良い出来栄えに気を良くした僕は、早速10個全てを溶接したのでした。




さて、今日の前置きはこのファットイカについてなのですが、

僕がこのワームに興味を持ったのは、それなりに以前の話です。



もともと僕は嫁さんのスピニングタックルを借りてバス釣りを始めました。

そのうちベイトタックルというものの存在を知り、一組買い揃えてベイトとスピニングの1セットずつで釣行するようになりました。

これが僕がバス釣り一年生の頃の話です。


それが、何を思ったかスピニングを封印してベイトだけでやってみようと思いつき、

ベイトをもう一組買い求めてベイト2セットで釣行するようになりました。


それがバス釣り二年生の頃で、ブログを書き始めた時期になります。



ところがスピニングを封印すると意気込んだのはいいものの、

実際問題としてスピニングを封印するにあたって一番の不安は「ノーシンカーが使えなくなること」だったわけです。


何と言っても、ここぞというポイントではやはりノーシンカーを頼っていた僕でした。

スピニングと同じ感覚で使えるノーシンカーなどは無いにしても、近いものはないだろうか。


そうしてベイトでも扱えるノーシンカーが無いかどうかを探しまわり、一番最初に目をつけたのがこのファットイカでした。





…が、高い。


高いのですよ、ファットイカ。


10個入りで定価は驚きの1600円です。




ワームに1600円は無いでしょ!ということで、半分の5個入りで900円のヘビーカバーファットイカなるものを購入し、使ってみました。



…実際の単価はこちらの方が高いということは、買った直後に気が付きました。



さて、その使用感ですが、これがまたそれまでのノーシンカーの感覚とは全く違います。



…重い。


重いのですよ、ファットイカ。



先程も書きましたが、ワーム単体で、実に11g。

3/8オンス以上あります。


ベイトでも全くストレス無くブン投げられるのはいいのですが、

ひとしきりかっ飛ばして楽しんだ後に、はて、これはどう使えばいいんだろうかということに気がついたのです。



今にして思えば、これはテキサスやラバージグのような沈みモノリグとノーシンカーの中間のようなワームです。

しかしテキサスもラバージグも知識としては知っていても、使い方を知らなかった当時の僕に、そのことに気がつけるわけもなく、

なんだ、今までのノーシンカーのようには使えないんだ、とアッサリ見切ってしまったのでした。





…時は流れ。

沈みモノリグの使い方を知った僕は、このワームの存在を思い出しました。


…あれ、これ実はテキサスみたいにして使うんじゃないの?



そう思い、実際に試してみました。



そして、あー、なるほどな、と。

ようやく、これはスピニングのノーシンカーの代替品のようなものではなく、

唯一無二の特長をもった「尖った」ワームだということに気がついたのです。



最も感心したのが、そのバックスライド性能。


ファットイカが注目を浴びた時期に、持て囃されたのがそのバックスライド性能ゆえということだそうですが、

その理由がよくわかります。



当然のように知っている方がほとんどだとは思いますが、

なぜファットイカのバックスライドがバス釣りにおいて有効だと言われるのか、その理由を書いてみたいと思います。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-説明1



下手クソですいませんが、これはアシ際のポイント断面図です。


アシがこのように生えていると、水上からアシ際として認識するのはこの赤い点線部分のラインです。



しかし、実際にはアシの根元はえぐれていて、結構なスペースが空いているものです。

そして、そんなスペースこそ、バスが潜んでいる可能性が高いのです。




この赤いラインに向けてテキサスを落としてみます。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-説明2

当然、こうなります。





次にファットイカを落としてみます。




初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-説明3


すると、こうなるんですね。


よりバスの目の前にルアーを届けることができるというわけです。





じゃあテキサスじゃなくてファットイカでいいじゃん、と言われると、それはそうでもありません。

3/8オンスとは言え水に対する比重はテキサスよりも軽いため、

例えばゴチャゴチャした水中をぶち抜いて落とすような強気の攻め方はできません。


きちんと底を取ることを重視したいなら、テキサスの方が優っているでしょう。



また、ファットイカには一点、有名な「弱点」があります。

それを僕も身を持って経験したことがありますが、それはまた後述。




要は、何でもそうですが使いドコロということですね。

以前に亀山でたまたま話しかけた人はテキサス用の専用タックルとは別にファットイカ専用のタックルを持ち歩いていましたが、

使いドコロがわかっている人には、そのくらいの価値はあるワームということなのでしょう。



僕も早くその域に達するべく、このなんちゃってファットイカをガンガン使っていきたいと思います。







ということで前置きが長すぎましたが、7/26の金曜日の話です。

僕はこの日、たまった振休を消化するために休みを取ることにしていました。



さーて、平日の休みなどそうそうあるものではありません。

最近調子のいい花見川でも行こうか、あるいはこんな時こそ遠出するべきか。


ンフフー、と鼻歌などを歌っていると、


嫁「…あのさぁ」




ん、なんだい嫁よ。




嫁「子供連れて実家に顔を出してきたいんですけど」





…嫁が敬語になるときはロクなことがありません。




別にいいけど。いつ?



嫁「25日から3日間行ってきたいです」





…ハァァァァァ!?





何言ってんの、車は!?



嫁「…乗って帰ります」





ハァァァァァァァァァァァッァァァァッァァァ!!??





何言ってんの!?26は休むって言ってたじゃん!






嫁「前から言ってたっけ?」




言ってたわ、いい加減にしろ!




嫁「いいじゃん、別にいっつも行ってるんだから、一日くらい釣りに行けなくても」



普通の一日じゃないだろ、平日だぞ!全然違うだろ!






…毎年、嫁さんが実家帰りするのは恒例ですが、

その間の車を巡って喧嘩になることもまた常となりつつあります。



そして最終的に負けるのが僕であることも常。




この日も、休むならもっと早く言えとか代わりに子供を面倒みてくれるのかとか、

そんなやり取りで僕を屈服させ、


そして25日の晩、仕事から帰宅した僕は主のいない駐車場を見て、一人肩を落としていたのでした。



そんなときにリョウくんからメールが。




リ「明日メロン持っていきます」





…え?

こないだのお返しってこと?



いやいや、いいよ別にそんなんついでだし。

そんな気を使われたら逆にこれから誘いづらくなるわ。



リ「10時過ぎに持っていきます」



いや、今家族いないんだよ。

たまたま僕が明日は休みだけども…。




前回、僕の車にウェーダーを忘れていったリョウくん。


次の週末にでも届けに行こうか、なんて思っていたところ、住所を言ってくれれば取りに行く、ということで、

玄関前に置いていたウェーダーはいつの間にか無くなっていました。


フットワークが軽い、さすが高校生。






…いや、しかし持ってきてくれても嫁さんいないし、

何のお構いもできないし…。


釣りに連れて行こうにも車も無いし…。

なんかほんと逆に申し訳ないな。



うーん…。



平日休みのお仕事の人で、誰か、明日休みの人いないかな。




…あ、かいてんさんは?


かいてんさーん、明日休みだったりしませんか?



か「仕事ですけど」



ですよねー。



そんなうまい話はないか。

うーん。困った。



…こうして、僕は無策のまま当日の10時を迎えたのでした。






ソワソワしていると、


「ピンポーン」




…きた!



ガチャリとドアを開けると、やはりリョウくん。

うーん、相変わらずピュアな笑顔が可愛い。




ごめんね、ほんとに持ってきてくれたんだ…、ってデカいなメロン!

ええ、これかなり良いやつじゃないの大丈夫?


なんか本当に悪いわ、ご両親によろしく伝えておいてね。





…で、タックル持ってきたの?


リ「持ってきてないっす」



―え、行かないの?


リ「…行きますか!」





…バサーが二人、揃ったとなればお茶でもしてる場合じゃないでしょう。


車が無いなんてのは些細な問題、そもそもリョウくんにとっては当たり前の状況なんですから。




…30代のオッサンと10代の若者が、仲良くチャリンコを漕いで川岸を走っている光景に、

果たして疑問を抱かない人はいるのでしょうか。


そんな人の目は全く気にしないことにして、

リョウくんにタックルを持ってこさせて、自分はオカッパリの準備を始めます。

アシはチャリ、ということは、何本もロッドを持っていくことはできません。



…遠投用のやつ一本だけにしよう。


それに…、手作りのなんちゃってファットイカ。

これならオカッパリでも攻められる範囲は充分だろう。






あ、リョウくん戻ってきた。

よし、じゃ、行こうか!





チリンチリーン!


チャリンコを漕いで仲良く出発です。



バーイセコー♪バーイセコー♪





いやー、まだ10時過ぎなのに日が高い。

この熱気じゃそう長くはできないかもしれないね。


リョウくん、とりあえず近場の桑納に行こうか。

小バスくらいとサクッと戯れてサクッと帰ろう。




ウフフ、アハハ、と会話しながら夏の木漏れ日を受けて農道を走ります。


通行人が、ん…、親…子?というような表情をしつつ僕らを見やりますが全く意に介しません。




…お、何この細道は。

え、こんなところ通れるんだ、知らなかった。


…ほほう、で、ココに出るわけね、なるほど。

お、そしてさらにこっち?ははぁ、そしたらそこに出るわけか。




さすが地元の現役高校生。

移動といえば車という自分には想像もつかないルートを知り尽くしています。



リ「こっちの道なら車も来ないですよ」

だろうねぇ。



リョウくんといえば桑納というイメージだけど、

なるほど、得意になるわけだよ。


車なら下流の駐車スペースに停めて登ってこないといけないけど、

チャリンコならいきなり上流から入れるわけだ。




リ「…ここの自販で水分補給します」



フハハ、至れり尽くせりだね。

いや、でも大事だよね、この時期は熱中症も怖いし、自販の位置は覚えておかないとね。




一息ついて、さて、じゃあ最上流から始めていこうか。

ポイントに入ります。



…お、流れこみか。

直下には…巨鯉がいる。



コイがいるとなぁ、バスは付いてないんだよね、経験上。

念のためファットイカを投げてみます。



…ヒュッ





ポチャ。





あれ、コイが反転して…、




喰った!?



いや、待てちょっと待て!


重みが乗る前に、慌ててリグを引っ張ります。




…スポーン!




…あっぶな!あんなん掛けたら大変なことになるわ。



完全なリアクションバイト。

コイでもそんなことあるんだな…。危ない危ない。




荒らしてしまった流れ込み直下を見切って、対岸を狙います。






…バヒュッ!








…ヒュイー!!



















…ポチャン。





相変わらず飛びます。


ファットイカの最大の魅力はこれかもしれませんね。

オカッパリにこの飛距離は非常に魅力的です。



アシ際を貫いて、しばらくステイ。





…反応なし。



扇状にアシ際を攻め続けますが、ギルと思わしきアタリ以外に反応はありません。





…リョウくん、どう?



「反応ないっすね」





―だね。移動するか。




そしてチャリンコの魅力はこの機動力ですね。

フィールドに辿り着くまでが大変と言えば大変ですが、いったん着いてしまえばこっちのもの、

サクッと撃ってサクッと移動、それも徒歩なら汗だくになる距離を鼻歌交じりに移動できるというのは、

これは大きな長所です。



…チャリンコは、あるぞこれ。

普通に選択肢としてあるな、これは。



車も無く、仕方なしに選んだアシだったはずですが、しかし、これは「ある」。



新川とその支流のように、ある程度川岸が整備されていて、短いスパンでポイントが点在している場合、

これはもうチャリンコの独壇場です。



リョウくんもそのメリットを充分に活かしています。

ポイントへの見切りが早い。



有望箇所へ数投したらもう移動を勧めてきます。




一回の釣行時間に対して、移動が占める時間の割合というものはどの程度でしょうか。


徒歩とチャリンコと、もしもその比率が一緒だとするならば、

ポイント間の移動時間が少なくて済む分、より多くのポイントを周ることができる、

これは小学生でも理解できる理屈です。



ポイントが限られる野池のような状況でもなければ、このスタイルは完全に正解です。



…うーむ、これは、車+折りたたみのチャリンコが最強ではなかろうか。


そんなことを考えながら、桑納川を下っていきます。




…新川との合流地点まで下って来ました。


「うわっ」




うげっ!なんじゃこりゃ!




合流箇所を覆い尽くす一面のアオコ。


―え、この時期ってこんなんなるっけ?




「去年よりひどいですね、アオコ」



…だよねぇ。


これ…、撃つ?

後でリール洗うのイヤなんだけど…。





「…花見、行きましょうか」



結局そうなっちゃうね。

…上流なら水質も期待できるしね。




この新川の水の汚さはどうしたことでしょう?

梅雨明けが早かったのは確かですが、しかしにわか雨は断続的に降っていたはず。


気温の問題でしょうか?



…新川と言えば僕の心のホームなわけですが、ここのところ随分足が遠のいています。


釣れないわけはないはずです。

どこかにはバスがいるはずなのですが、しかし、それを見つけ出すまでの経験と、なによりやる気が出なくなっています。


より簡単に釣れるポイントがあると思えば、どうしてもそちらを優先してしまう。




…贅沢になったものです。


バス釣りを始めて一年目、僕は新川しか知らず、ゆえに新川しか行きませんでした。

釣れようが釣れまいが、新川の岸に立って竿を振っているだけで、僕はそれなりに満足だったのですが…。



少しノスタルジックな気分に浸りつつ、新川を下流に向けて下っていきます。

目指すは花見川ですが、しかし午後をまわり気温はどんどん上がっていきます。


体感ですが、30度は超えているでしょう。

今日は雲がなく、直射日光が体力を奪います。


普段なら不快極まりない微温い風ですら、皮膚の表面温度を0.1度でも下げてくれるというならありがたい。




―とりあえず一本釣ろう。

んですぐ帰ろう。


「そうですね、絶対一本釣りましょう」


チャリンコで花見川くんだりまでやってきて、手ぶらじゃ帰れない。



とりあえず、一本、を合言葉に汗だくになってチャリンコを漕いでいきます。





大和田機場を抜け、やがて花見川へ。


…着いたよ。来ちゃったよ花見川まで。






「…上流混んでますね」



―平日なんだけどねぇ。

まぁ、新川があれだけ水が汚ければ、そりゃここに集中するでしょ。



ちょっとだけ下って入ろうか。


「釣れるところありますよ!」


―お、そりゃ頼もしいね。





少し下って、濁りの入ったエリアに入ります。


手前の岸と対岸に、立ち木と浮き草、葦が絡んでなかなか良いポイントです。

もちろん、ファットイカなら対岸も充分射程圏内です。



リョウくんは手前側の岸、僕は対岸を狙っていきます。



この気温です。

狙うべきは真っ先にカバーでしょう。



対岸のアシ際を目がけて遠投していきます。




…うまい具合に葦を撃ちぬいて着水しました。

しばらくステイ。




…ゴゴッ!




!!


…きた。ちゃんと喰えよ…。





グンッ!




喰った!!!




ソイヤアアアアアアアアアアア!!!!



















…スポーン!!






…ぐああああああああ!!!!!





「…抜けましたか」



抜けちゃったよ…。




これです。

これこそがファットイカの最大の弱点。





「ノリ」が悪いのです。


このワームの密度、ボリュームを見ればさもありなんというところですが、

せっかく喰ってきても、そのボリュームゆえに針先が簡単には出てこないのです。



少しでもノリを良くしようと、過去にワームに切れ目を入れて試したこともありましたが、

根がかりが頻発するようになり、結局はノーマルの状態で使うようになりました。


ノリの良さと根がかりのリスクは反比例しますから、まぁしょうがないのですが、

どちらを取るかというのは微妙なところですね。


切れ目を入れたファットイカとノーマルのファットイカと、状況で使い分けるのが正解かもしれません。





いずれにしても今日、ここまでで初めてのアタリ。

さすが花見川と言っていいのか、あるいは千載一遇のチャンスを逃してしまったのか。



―ファットイカって、ノリが悪いよね、リョウくん…、ってあれ?


弧を描いているロッドと、必死にカバーの隙間から魚を引き出そうとしているリョウくん。




…え?魚?きたの、リョウくん!?

え、それ結構大きくない?


大丈夫?そんな無理矢理抜いて…、おお!



バシャア!!




ひきずり出した!


これはデカい!デカ…、







$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-あ


またお前か。


なんだろう。今年はライギョのアタリ年なんだろうか。



…うわっ、リョウくん、よくそんなわし掴みできるね。




「…バスだと思ったんですけど…」


どんまい、釣れただけマシだよ。



ヌラヌラと川へ戻っていくライギョ。

ライギョが釣れるくらいだから、バスが釣れてもおかしくないんだけどなぁ。







リョウくんはどうやら立ち木をメインに攻めている様子。

僕は対岸のカバー撃ちへ戻ります。




…花見川上流とはいえ、水は茶濁りです。

うーん、こりゃ活性は低いのかもしれない。



リアクションかなぁ。

食わせだと難しいのか。



さっきはたまたまいいところに入ったけど、なかなか狙ってやれるもんでもないしなぁ。




まぁでも投げないことには始まりません。

扇状に対岸を狙います。



リョウくんは、しつこくライギョを釣った立ち木を攻めています。

…む、なんだ、何か気になることでもあるのか。






バシャシャ!!!





!!!











初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-1



釣った。


え、バス見えてたの?




「3匹くらい出たり入ったりしてました」



えー、なんだ言ってよ。

いきなり釣ってびっくりしたわ。

確信があってやってたわけね。




いやでも良かった。

このクソ暑い中、ここまできてボウズは無いよね。


これで帰れるね、良かった良かった。

さすがだね、リョウくん。



ひとしきりリョウくんを讃えます。



自分が釣ったわけでもないですが、少しだけ気が楽になりました。








さて。


立ち木に出たり入ったりしてるということは、攻めるべきはやはりカバーで間違いないのでしょう。

ただ、やはり食い気は低いのか。

ファットイカのボリュームを遠投して着水させても、なかなか食べてやろうという気にはならないのかもしれない。




…てことは、あれか。


必殺、対岸に乗せてゆっくりポチャンする戦法が効くかもしれない。


対岸をわざと飛び越えて向こう岸に着地させ、ズリズリと着水させる。

プレッシャーの高い状況では非常に有効なのですが、いかんせん対岸は草がボウボウです。


草に絡まって余計に場を荒らしてしまうかもしれませんが、このまま投げ続けるよりは確立が高いだろう。

そう判断して、キャストに少しだけ角度をつけます。



ヒュッ!



…ボスッ!






…う、草から出てこない。

ガサガサ、ガサガサ、


ピョイン!





飛び出したファットイカは川の真ん中に着水します。


…狙うと結構難しいのよね。




葦に巻かれたり、うまく着水したと思ってもゲイブに草を引っ掛けていたり。

なかなか思うように攻められません。




諦めずに投げ続けます。




ヒュッ!





…ボスッ!


お、良い感じに…、




ポチャ。



落とせた!




…これは喰ってもおかしk



ググン!!!








!!!





喰った!







ヨッシャアアアアアアアアア!!!!!



きたこれ!!


ゴリ巻いて…、

…あれ?


巻いてこれない、巻かれてる!?






「おお!ビジ夫さんきましたか!」




あ、リョウくん、いやきたんだけど巻かれてて…、


30mほど先の対岸。

わずかに沈み木と、その周辺で水しぶきを上げるバスが見えます。



「あ、ほんとだ、あ、あ、でも出て来ましたよ!」






え?




あ、ほんとだ、巻ける!

リョウくん凄いな、良く見えるね。



オリャアアとゴリ巻いて…、









初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-2




ゲット!!!






いよっしゃああああああああああ、帰れる!


リョウくん、やったよ、手作りファットイカで釣れたよ。

良かった、ほんと良かった。



「今度はしっかりフッキングしましたね」


そうだね、良かったよ。今日喰い浅いし、よくかかったよ。











さて…じゃ、帰ろっか。



さっそうと自転車にまたがり、家路についたリョウくんと僕だったのでした。





2013/7/26(金)

弱風
気温:32度
水温:29度
アタリ:3
バラシ:1
ゲット:1





みちみち、この前の房総ダムの話になります。


渋かったけど、楽しかったと語るリョウくん。

そうか、そんなに喜んでもらえたなら良かったよ。


また、今度一緒に行こうね。



「マジっすか!!」








…ぐわ!

その透き通った純粋な瞳はやめろって、


やめろ、僕の、僕の闇の衣が剥ぎ取られていく…!



わかったってば!連れて行くって!その代わりいい子にしてなよ!






…遠くない先、またリョウくんと一緒に釣行することになりそうです。

ある日、会社で後輩の女の子に唐突に話しかけられました。


「先輩、早く男紹介してくださいよ」











―まだ定時前だよな?

酒も飲んでないのに、何を言ってるんだろう、コイツは?






…いや、僕の周りの友達はみんな結婚してるから。


「ええ!?前の飲み会で男紹介してくれるって言ったのに!!」












…言った、かなぁ…?

悪いけどお酒飲むと7割の出来事は忘れてるから、僕。



「言いましたよ、ちょっと、自分の発言にはきちんと責任持ってくださいよ!」



うーん、そう言われてもなぁ。ほんとに周りは既婚者ばっかりで…、






あ。


いた。



―いたよ、そういえば。


「え、マジですか!紹介してくれるんですか!」


いいよ、別に。







16歳だけど。



「じゅうろ、…」










…スゴスゴと自席に戻っていく後輩。


なんだ、アッサリ引き下がるのか。

わかりました!自分色に染め上げます!くらいの気概があったなら、

もう少し年の近い人でも紹介してやったものを。



―せいぜい気長にがんばれ、婚活女子よ。










さて、その16歳の友人の話です。

僕の年の半分にも満たない、その友人の名前は「リョウ」くん。



前回の印旛水系大会で、同じチーム(?)となったことから親交ができた、

僕の最年少の友人です。


大会中、熱心に竿を振っているリョウくんの横で、手持ち無沙汰だった僕はしきりにリョウくんに話しかけ、その邪魔をしていたのでした。






―リョウくんは房総とか行かないの?バス男くんとかメッチャ行ってるでしょ。



「房総は…、滅多に行けないです…。年一回とか…」



…まぁ、そりゃそうか。

なんつっても高校生だもんね。アシがあるわけでもなし、

チャリで印旛水系を周るだけでも大変だよね。


でもきっと、行けるなら行きたいんだよね?



「行きたいんですけど…」


確かにその年じゃなかなかね…、よっぽどの親御さんの理解や、成人した友人でもいなければ難しいでしょう。




僕は軽い同情心から、



―いいよ、んじゃ夏休み入ったら一度連れてってあげるよ。


なんてことを思わず口走ってしまったのですが、



「え!マジっすか!」



その時のリョウくんの目の輝きはと言えば、

透き通るほど澄みきった、その瞳の奥に自分の姿が映り込むようです。





―うわ、やめてくれ、僕がとうの昔に失った、その純真な眼差しで見上げないでくれ!

わかったわかった!連れてくよ、夏休みに入ったら。







…ただし、親御さんにきちんと説明して、ダメと言われたらダメだからね。

そんな一言を付け加え、こうして、僕と最年少の友人であるリョウくんとの房総釣行が決定したのでした。



…が、いったいぜんたいどこに連れて行こうか…。

これでまた大会のように渋い日に、渋い場所へでも連れて行った日には目も当てられません。

僕にとっては年に何回もある房総釣行ですが、リョウくんにとっては、同じ一回の重みが違うはずです。


確実な時期に、確実な場所で、か。



まぁ、まだ学生の夏休みまでは2ヶ月近くあります。

ゆっくり考えるとしましょう。


そうして、僕はいったんこの宿題を頭の奥に追いやったのでした。






僕にとって、嵐のような6月はあっという間に過ぎ去り、

そして7月。







―あ、そう言えばあの人とも釣りに行く約束してた。

忙しくてすっかり忘れてた…。



「たく」さん。



大会にもご参加いただいた新米バサーさん。


フローターを買ったとの連絡を受けて、それじゃどこか一緒に浮きに行きましょうかと、

もう半年以上も前に、そんな会話をしていたのでした。



7月は仕事も少し中休みの期間。

行くなら、今行っちゃった方がいいな。


そう考えた僕は、たくさんに連絡を取り7/21を釣行日と決めたのでした。



釣行2週間前。

何気なく釣りブログ巡りをしていた僕ですが、一つの記事が目に入ります。




―え、リョウくん、フローター買っちゃったの!?

なんと16歳高校生のリョウくんがゼファーのフローターを購入したとのこと。


第一声は、え、マジで!?


何しろフローターです。

ボートなどよりは安価でしょうが、それでも一高校生に手が出るものとは思っていませんでした。

大の大人である僕ですら、何ヶ月もウンウンと悩んだ末に、

清水の舞台から飛び降りる勢いで(嫁さんにぶっ殺される覚悟で)購入に踏み切った程のシロモノです。



…そう言えば、大会の時に、何やら熱心にバイトに励んでいると言ってたな…。

そうか、てっきりタックルのためかと思ってたら、このためだったのか…。













―え、でも、どうやって釣り場まで持って行くんだろう。



そんな素朴な疑問も、今度会うときにでも聞いてみようか。


…あ、そうか、フローター買ったなら一緒に約束を果たしちゃえばいいんだ。





21日に一緒に房総に浮きに行かない?

そう誘ったところ、リョウくんからはすぐに快諾の返信が。


こうして、21日は30代の中年二人と10代の少年一人、ぱっと見では関係性のわからないトリオでの釣行となったのでした。








さて、どこ行こう。



もっとも、房総でフローターと言えば、僕はいつも行ってるフローターダムくらいしか引き出しがないわけなのですが…。




でも確かリョウくんのフローターはオールが無いとか書いてあった。

あそこはエントリーポイントから結構大きく移動するから、オールが無いと辛い気がする…。





うーん。

たくさんが野池をいくつか知ってるとか言ってたけど、

そこに案内してもらおうか…。





あ。



こないだ勅使河原さんに連れてってもらったダム、あそこはどうだろう。

あそこなら規模も小さいし、オールが無くても大丈夫だろう。



早速、勅使河原さんにリョウくんを連れて行っていいか聞いてみたところ、

何故俺を誘わないのかとお叱りを受けたものの、OKとのこと。


勅使河原さん、あざーす。




21日の深夜2時。

たくさんとリョウくんと合流し、一路房総を目指します。




たくさんは仕事終わりに直接合流したため不眠釣行とのこと。


リョウくんは、寝てきたんでしょ?





「や…、寝てないっす」



え、なんで、寝てないと辛いよ?



「や…、11時までバイトなんで」



え、そんな遅くまで働いてるの??



「はい…、週6っす」


週6!?

せっかくの夏休みなのに釣りに行く時間ないじゃん!


大変だなぁ、釣りに行くために釣りの時間を削らなきゃいけないなんて。

やっぱり学生には辛い趣味だな、バス釣り。




たく「ビジ夫さんは寝てきたんですか?」












…すいません、5時間寝ました。




なんだこの後ろめたさは。



仕事も趣味も熱心な二人と、何をやるにもいい加減が信条の一人を載せた車は、

やがてそのダムに到着しました。





…寒い。



寒い!?



気温を見ると17度しかありません。





たく「秋ですねこれ」




いや7月末ですよね、今日。


カバーを撃つ気マンマンだった僕はいきなり出鼻を挫かれます。





このところ暑い日が続いていましたが、この低気温は果たして吉と出るか凶と出るか。

ポジティブに働いていることを信じて、早速始めていくことにします。





エントリーして、まずは水の確認。

…相変わらずクリアな水質。


なんでだろう。

普通、ダムは水が動きづらいために水質は悪化しやすいものですが…。



岸際はボトムが丸見えです。


これじゃバスの警戒心は言うまでもありません。



なるべく距離を取り、前回調子の良かったポッパーから。


…ポコン


…ペコン









…反応ない、か。


バスが寄ってくる気配もありません。



時間帯の問題かもしれません。

我慢して撃ち続けます。




たくさん、リョウくんを確認すると、たくさんは岩盤狙いの模様。

リョウくんは僕と同じように岸際を狙っています。



…が、二人とも反応ありません。




ならば。




ダム中央の立ち木エリアに向かいます。


立ち木の密集したあたりにむけて適当にキャスト。



立ち木周りに付いているバスが、浮いていることを期待して投げ続けます。


…ポコン





バショッ!!







…出た!


一呼吸おいて…、



オラアアアア!!!




ゴン!






乗った!







立ち木が入り組んでいるエリア。

さっさとオープンエリアに引きずり出さなければなりません。



ロッドを立てて、ゴリ巻きますが…、







…ズン。




…う。


まさか。





ビクともしなくなるバス。






…巻かれた。



ゆっくりラインテンションを保ちつつ巻かれた場所に近づいてみます。



しかし、ラインからは既に生命反応が失われています。


駄目か、こりゃ。





到着すると、やはりポッパーが枝に突き刺さっているのみ。

バスは既にどこかへ消えてしまっていました。



…トップとはいえ、このエリアじゃ根がかりもするか。

ルアーの選択ミスでした。



溜息をついて、ラバージグを手にします。


9gにカスミクローの3.8インチ。



たくさん、リョウくんに、一応ポッパーで出たと伝えて縦の釣りに変更します。





立ち木に沿って、タイトにキャスト。

水深は体感で5m弱というところでしょうか。


このリグだと、着水から5~6秒で着底します。





ある立ち木。


着水して1秒ほどでラインが沈まなくなりました。





…お、これは…。




ラインを送り込んで…、



オリャアアアアアアアアアアアア!!!!!






…ゴン!







ヨッシャ!やっぱり喰ってた!



エントリーしてからここまで、1時間以上経っていたでしょうか。

誰も釣り上げられずに気まずい時間が流れていましたが、いっちょう、この一本で流れを変えたい!


たくさん、リョウくんも注目しています。



これはバラせません!






…ぐ、しかしコレそこそこあるな。


う、お、引く、コレそこそこある!


そこそこあるコレやばい。


あ、あ、そこそこある!あ、やばい跳ねる!




バシャアア!!!




…重みを失うロッド。






―クッソオオオオオオオオオ!!やっちまった。


そこそこあったのに…。




…ハァァァァァ~~~~~。



フローターに倒れ込む僕。





リ「…今のそこそこありそうでしたね」


…うん、そこそこあったよ。



たく「立ち木ですか」


…立ち木でしたね。結構タイトに付いてました。




顔も向けずに返答します。



この、バラした時の疲労感。


それまでの時間帯の疲れが10倍くらいになってどっとのしかかってくるようです。




しかし、先ほどのポッパーといい、今狙うべきは立ち木ということでしょうか。

…パターンかもしれない。


3度めの正直を信じて、ともかくも顔を上げて続行していきます。




立ち木に沿ってひたすらジグをキャスト。


キャスト。



キャスト…。






…あれ、反応が無い。



ん…?なんだ、偶然だったのか?




モヤモヤ感が残りますが、思い切って大きく移動し、上流方面へ向かってみることに。




木々のトンネルを抜け、最上流の水が流れ込んでいるところ。

遠間からポッパーをキャストします。




…ポコン。

…ペコン。



喰わないか。

付いてそうだけどな…、あれ?





流れ込み近くから何やら黒い影が僕に向かってきます。


…コイ?

じゃ、ない、バスだ!デケェ!!



50近くはありそうなバスが悠々と僕の脇を通り抜けて消えていきました。





…。




天才くんか。

ポッパーを知ってたな。



何を投げてたら喰ってきたんだろうか。

何を待ってたんだろう…。




デカバスがたむろしてる場所に、他のバスが付いてる可能性は低い。


そう考え、さっさと見切って、中央エリアへ戻ることにします。






…いつの間にか日は高く登り、汗ばむ気温になってきました。





―カバーに入ったかも。


カバーエリアに向かってみます。




5gのバレットシンカーと、試しに買ったばかりの4インチドライブシュリンプ。

ライトテキサスでカバーのキワを撃ってみます。




…あ、このピロピロ凄いな。

フォールもいいけど、ズル引いても釣れそう。



クリアな水質をいいことに、ワームの動きを勉強します。


オーバーハングの下にスキッピング。




…う。



バックラした。

このくらいの軽さだとやっぱりバックラしちゃうな。

10gくらいあれば、適当にやっても案外バックラしないものだけれど…。


リールからラインを引き出して、修復。


やれやれと巻いていくと、投げたところにリグがありません。






…あれ?







周辺を見ると、バスがカバーに向けて移動中。

それに引っ張られてラインも移動しています。





…え?




あ、え、喰ってる?




気がついた僕は、慌ててラインスラックを巻きとってフッキング!






…スポーン!







…ガク。






気が付かなかった…。

完全に油断してた。






日はジリジリと肌を焼き、水も無くなり、そろそろ限界です。



…あ、たくさんだ、状況どうですか?




たく「喰わないっす」



喰わないっすね…。あ、リョウくん、どう、状況は?





リ「4本す」



やっぱりね…、喰わないよね。




…え?





リ「立ち木周りで8連発しました。半分バラシましたけど」



え、立ち木?

僕も結構撃ったけど全然反応無かったのに。何撃った?



リ「ノーシンカーですね」





ノーシンカーか…。






ジグじゃフォールスピードが合ってなかったのか。

フワフワじっくりが正解だったということか。




参った、降参です。




大の大人二人が揃ってボウズを喰らっている中、一人釣りを楽しんでいた16歳。


形無しというやつです。



フローター自体も2回めとか言ってたんだけどなぁ…。








$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-リョウ



フローター2回めで大の大人二人をケチョンケチョンにしたリョウくん。






さすがに疲れたのか、帰りは車で爆睡してました。






2013/7/21(日)

弱風
気温:17度→28度
水温:?
アタリ:3
バラシ:3
ゲット:0









…リョウくん、着いたよ。

荷物どこ降ろすの?



リ「あ…、そこのマンションの入り口に…」



忘れ物無いよね?ウェーダーとか大丈夫?



リ「フローターバッグの中に入れたんで…、大丈夫です…」




はい、それじゃお疲れ様でした。ゆっくり休んで、また今度遊びに行こうね。



リ「はい、お疲れ様でしたー」








…いやー、しかし、リョウくん可愛いですね。素直で。


たく「そうですねー、ほんとに」


ウチの子供も、あれくらい素直に育ってくれたらいいなぁと思いますよ。





…さて。それじゃたくさんもお疲れ様でした。

荷物、大丈夫ですか?





…あれ?たくさん、ウェーダー忘れてますよ。



たく「いや、僕のウェーダーこれです」








…。









リョウくーん!!!






ウェーダー大丈夫か確認したでしょうが!!!









…仕方ない、家も覚えたしまた来週でも届けに行こうか。


なんだかしゃきっとしない終わり方だなぁ。





…ところが、このオチがまた次回に続いていくことになろうとは、

この時の僕は思いもしなかったのでした。


続く。
お久しぶりでございます。


少し時間が空いてしまいました。



毎年この時期はそんなに忙しくないはずなのですが、

今年はスポット的な仕事が入ってしまい、6月の大会以降、一度も釣りに行けていませんでした。


平日はどんなに遅くてもいいんです。

終電だろうが、タクシーだろうが、泊まりだろうが。


でも、せめて土日は休ませて…。




仕事はまだ終わっておらず、いつまた火を噴くかわからない状況なのですが、

そんな中でも久しぶりに土曜日が休めることになり、

僕は当然ながらこの日を釣行に充てることにしたわけなのでした。





さて、天気予報を見ると土曜はどうやら晴れるようです。

それどころか気温は30度まで上がるという。



…こりゃ、フローターだな。

しかもその気温ならアレか。



葦ドンか。




去年の今頃は、確か既に葦ドンの季節に突入してたはず。

城橋でテキサスに結構反応良かったんだよな…。





うし。


久しぶりに、新川でフローター出そう!




金曜日の深夜に帰宅した僕は、そう決めて束の間の眠りに落ちたのでした。







3時半。




無事起床できました。








…キッツい。


マブタが重すぎて目が糸のようになっています。



しかし、このところまともに睡眠を取ってないにも関わらず、我ながらよく起きられたもんだ。


このやる気の十分の一でも仕事に振り分けられたらなぁ…。

などと詮ないことを考えながら急いで支度をします。




準備を整え、よし、忘れ物はない!

いざ久方ぶりの新川へ!




ドアを開けると、






…ゴオオオオオオウッ!!!!!






…。









パタン。










…おい!!!!!!!!


なんか去年もあったぞこのパターン!!!!





外は台風かと思えるほどの強風が吹きすさんでいます。









一ヶ月ぶりの釣りだというのに、この仕打か。



…いや、分かってた。

ほんとは起きた時から分かってた。


雨戸がやたらガタガタいってたから今日は風がヤバイって分かってた!





でも、ひょっとしたら違うかも、

単なる変質者が僕の家の雨戸を叩いて回ってるだけかも、なんて

そんな楽観的な期待をしていたというのに。




こりゃ、フローターどころかオカッパリだってできるかどうか。





…もっかい寝る?


こんな早朝から暴風の中、普通釣りする?







…する!!










まぁ、行けばなんとかなるもんさ。



繰り返しですが一ヶ月ぶりの釣行。

たかが風の一つや二つに邪魔されてたまるか。




…でも、新川はちょっとやめとこう。

花見川の上流にしよう。


あそこなら浅いし、何と言っても人が多い。

万一のことがあっても大事にはなるまい。





日和った僕は、花見川へ向けてハンドルを切ったのでした。







4時半。


上流に到着。




既に夜が明け始めています。



水は…、




クリアだ。


このところの雨もなんのその。

さすがだ。




…しかし、流れは下流から上流に向かって大逆流しています。




-そうか、しまった南風か。


下流に下っていくしか無い花見川の最上流。


まともに下れるか?これ…。




…まぁ、オールもあるし、なんとかなるだろう。


逆に考えれば、これなら帰りはラクチンだ。





フローターを用意し、肩に担ぐと…、




…ゴウッ!!!





風の煽りをモロに食らって倒れそうになります。







…大丈夫。なんとかなるなんとかなる。



呪文のように言い聞かせて、エントリー。


オールを使い、なんとか下流へ向け動き出します。






さて、今日のプランですが。


最終的には葦ドンと決めているわけですが、せっかくの朝一釣行。

まずはトップを試してみたい。


ペンシルを試してみたかったのですが、この流れと風ではまともにアクションできないでしょう。



手にしたのはボイルトリガー。

強めのアクションで音とスプラッシュでアピールしつつ、下っていきます。





…水が濁ってきた。


クリアだと思ったのは最上流だけで、50mも下ると水は茶濁りです。

ここ最近の雨のせいか、それともこの風のせいか。



風と濁りか。

この二つを絡めて考えれば、今日の正解に近づけそうです。




惰性でボイルトリガーを投げつつ、下流へ下っていきます。








…一時間後。


反応は全くありません。



うーん、活性が低いのか、あるいは水面を見てないのか…。

少し粘りすぎたかもしれません。


当初の予定通り、葦ドンに移行することにします。




撃ち物タックルを手にして、さて今日の葦ドンはテキサスにしようと思ってましたが…、




-やっぱりジグ撃ちにするか。


この風と濁り、なんとなく、テキサスよりもジグのほうがアピールが効きそうな感じがします。


手にしたのは9gのラバージグ。

これにカスミクローの3.8インチをセットします。



セットしたジグを葦のど真ん中に放り投げます。








すると、






…グググン!ググン!





-え、いきなり喰った??





鋭くアワセると…、






乗ってる!





よっしゃあ!一ヶ月ぶりの魚の感触!


魚の…、





あれ?





なんだか、引きに多少の違和感があります。



しかし、そんなことを深く考える余裕はありません。

なかなかの抵抗を見せる獲物をなんとかフローターの下まで寄せ切り、

ランディングネットで…、





…え?なんだこれ??



ナマズ?ウナギ??













初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-ライギョ





…お前か。




見事なスネークヘッド。


これがライギョか、初めて釣りました。



いやー、しかし、ライギョといえば何となくフロッグで釣るイメージでしたが、

ラバージグでも普通に喰ってくるもんなんですね。


今までここ花見川で見えライギョを見かけたことは何度もありましたが、

いずれもルアーに何の興味も示さない無気力なライギョばかり。


いるもんなんですね、やる気のある奴も。























で、どうしようこれ。



ビッタンビッタン暴れてるし…。




というか、うわー、なんか、凄いヌルヌル液が滴ってきてるし、

むしろヌルヌルがアブクみたいに泡立ってきちゃってるし、

これ触るの?掴むわけ、これを?



フィッシュグリップなんて気の利いたものは持ってきてないし、

ペンチすら車に置いてきてしまった。


ライギョって歯が鋭いんでしょ?

うえー、いやだ、この口を開いてルアー取らなきゃいけないの??




うひー、と一人騒いで四苦八苦しながら、なんとかルアーを外してリリースしてやります。




…いや、でもこれある意味幸先いいんじゃないか?

初外道のライギョが勢い良く喰ってくるこの状況。


葦ドン?やっぱ葦ドンじゃない?


自信を深めます。





たった今ライギョを釣り上げた葦の塊。

試しにもう一度、その脇に放り投げてみます。




…、






…やっぱそう上手くはいかないか。




反応無く、ルアーを回収します。


すると、






ゴゴン!!






…!!!








また喰った!なんだ、またライギョか!?




ベタ底をズリズリ回収中にバイトしてきたその獲物。


ひとまず水面に引きずり出してご尊顔を拝してみることに。



ゴリ巻くと…、




…おお!バスや!


バスやバス!ひと月ぶりのバスやないか!





35くらいか、これは慎重に…

う、跳ねそう、跳ねるな落ち着け一旦下に潜らせ…



バシャアア!!!






…。





クッソオオオオオ…。




かかりが浅かったのか、アワセがまずってたのかな…。



いやー、でも楽しい!

これがあってこそのバス釣りでしょ!


よーし、次は釣ってやるぞ!




…ライギョを釣り、続いてバスが連続ヒットしたことで気が大きくなった僕。

特に反省もなく釣りを続行します。



さっきは葦際というより、落として1mくらいズリズリしたところで喰ってきた。

どれもう一度、葦際に落としてちょっと待って…、


んでズリズリ底を引きずって1mくらい…、





ゴン!






…え、ウソ。











初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-4



釣れた。



なんだこれ。パターン?


岸際から1m引きずって釣れるパターンとか今まで経験したことないんだけど…。






ブレイク?



でもここらの水深なんて1mかそこらでしょう。

ブレイクも何もあったもんじゃないと思うんだけど…。



いつもなら葦撃ちはテキパキ回収していく僕ですが、

今日は回収こそ丁寧に、ゆっくり引いて誘ってみることにします。






…ガン!





…また喰った!?






…いや、根がかりか。


う、これは、ガッツリとフッキングを決めてしまったからか?

ビクともしない…。





フローターでルアーをロストすることなど滅多にあることではありませんが、

たまーには、こんなこともあります。



しばらく試行錯誤してみたものの、結局は力任せに引っ張ってブチン。





…ああ、ハンツが…。




余談ですけど、僕が既製品のラバージグで一番好んでいるのがこのハンツです。

使うのは大体9gですかね。


僕がラバージグの強みだと思っている、フォール中のアクションや中層ストップが

何だかやりやすい気がするのです。


錯覚かもしれませんが、しかしそれでヒットしてくるバスが多いんですよね。


ただ、僕とは相性が悪いようで、使うと高確率でロストします。

今まで、おそらくバスを2本以上ゲットするまで長持ちしたハンツはありません。



ロストしてもいいように、と自作ラバージグを使うと全然根がからないのに、

既製品のお気に入りを使うときに限って根がかりする。


…そんなことって、ありませんか?






ということで、仕方なく自作ラバージグに切り替えます。

自作ラバージグは5gと11gがありますが…。



11だとちょっと強いかな…。

5gにしよう。




5gに同じくカスミクローの3.8をセット。


これで同じ攻めを継続していきます。




葦に落として…、ズリズリと…。






ゴン!






今度は!?






…魚だ!





いよっしゃ!なんだかよくわかんないけどパターンだこれ!

慎重に寄せて…、







…フルン





ぬあ…。





…あれ、フッキング甘かったのかなぁ…。



気を取り直して…、




葦に投げる。


んでズリズリと…、







ゴン!






喰ってきて…、






…フルン








…えー?



なんでだろう、これだけ喰ってくるってことは活性は悪くないはず。

それで喰いは浅いとか、そんなことあるだろうか。



もうちっと強めに、ガツンとアワセを入れてみればいいんだろうか?




投げて、


ちょっと放置して、



ズリズリ…






ゴン!






きた。オラアアアアアアアア!!!










初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-1



釣れた。




これか。

このくらいのフッキングか。





ズリズリして…、






ゴン!




オラアアアアアアアア!!!!!







…フルン







…あれ、難しいな。




ズリズリ…、






ゴン!





オラアアアアアアアア!!!!









…フルン








あれ????







なんだ、何がマズイんだ。






ズリズリ、





ゴン!






ウオラアアアアア!!!!!








…フルン









えええええええ!?






最初の余裕はどこへやら、だんだんとムキになってきます。





投げて、ズリズリ…、





ガン!





ヌオアアアアアアア!!!!!!









初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-2




釣れた!

よしこれだ!








ズリズリ、






ゴン!







ヌアラアアアアアアア!!!!






…フルン








…まだまだ、もう一回!



ズリズリ…、





ガン!





コンニャロオオオオオオオオ!!!!!!











初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-3




…釣れた!

これだこれ!








ズリズリ、






ゴン!







ウンナラアアアアアアアアアアアア!!!!






…フルン







…なんじゃあああああああそりゃあああああああああ!!!
















ダメだ、気づいてたけど、気づかないフリしてたけど、

たぶんこの5gの自作ラバージグとカスミクローの相性が悪い。


たぶん、3.8じゃダメだ。2.8くらいの小さいやつじゃないと。


ワームから出てるフックのゲイブ幅が小さすぎるんだ。




今日の喰い方だと、たぶんテキサスのほうが良いはず。

5gのテキサスに変更します。



…またまた余談ですが、僕は新川花見川くらいの水深では、

テキサスは5gを基準に、カバーの状況によって7gと使い分けています。


房総ダムなんかでは10g以上を使ったりもしますが、

よほどのカバーを攻めるのでもなければ、新川花見川では7gあれば充分だと思っています。



重いシンカーでズドンと落とす、リアクションの釣りが有効な時もあるのでしょうが、

経験上、シンカーは軽めにして浅い水深の僅かなフォールの時間帯に、

如何にバスに見させる時間を多く取らせるか、これが大事なような気がしています。


ラバージグなら9でいいですが、テキサスは5g、せいぜい7gです。




…ということで5gのテキサスですが、これを護岸の脇に放ってみます。




…ん、ルアーが沈んでいかない?


フォールで喰ってる!?





鋭くアワセ!!








初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-5


釣れました。





やっぱそうだ、もっと早く変えるべきだった…。







保守的な僕の性格が災いしたということです。

なまじバイトがあるもんだから、頭では不正解だと思っていても、

変えることにかなりの勇気を必要としてしまう。



…今まで何本バラしたかしら。

冷静に考えてみれば、かなり高く付いた勉強代だった。




辿り着いた護岸には、オカッパリがたくさんいます。


気がつけば、日が昇り風もかなり収まってきました。



引き返して上流へ向かいます。




とある立ち木の脇。


木の根もとに落として、そこからズリズリ…、








…ゴゴン!








初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-6








…しかし、この状況、本当に何でなんだろう。


岸にいたバスが追いかけてきて、ちょうど喰ってくる場所が1m先ってことなのか?

それとも単に、本当にバスが岸から1mのラインに付いてるだけなんだろうか?



そして釣れるのはほとんど東側の岸。

これも理由がわからない。



いずれにしても、「東側の岸から1m先」というのは覚えておいて損は無さそうです。








オカッパリが増えてきたため、ちょっと早めですが10時半に竿を納めることにしました。







2013/7/6(土)

暴風→中風
気温:24度→30度
水温:?
アタリ:15くらい?
バラシ:8
ゲット:6


ライギョ:1







今日の活性はどうだったかと言われると、活性は良かったのは間違いないです。


でも、ちょっと変でした。

変というか、今までに経験したことのないパターンでした。



暴風のせいなのか?梅雨の濁りのせいなのか?


理由を推測できるだけの知識が足りなかったのが残念でした。





…しかし、獲れた本数が多かったとか少なかったとかいうより、

このバラシの数が悔やまれる。


さっさとテキサスに切り替えてたらどうだったろう、とか、

5gより11gのジグのほうが良かったんじゃないか、とか、

そもそも最初のハンツを失くしてなければ、とか、


そういえば最初に風と濁りがポイントだとか言ってたくせに、後半はそんなこと全く気にしてなかったとか、


久しぶりの釣行にも関わらず、なんだかスッキリしない結果になってしまいました。




…さて、どうやら梅雨が明けたようで、こりゃ今年は水不足が確定ですね。


ということは、水が汚くなる時期がいつもより早くなるということで、

こりゃますます仕事なんかやってる場合じゃありません。


7月はなんとか、せめて週一釣行を目標に、がんばっていきたいと思います。